本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回、お部屋づくりの工夫やアイデアを教えていただくのは、細長いワンルームをバランスよくすっきりと、でも遊び心も忘れず素敵にコーディネートされているtakenokoさんです。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
takenokoさん落ち着いた雰囲気と少しの遊び心で、心地の良い空間をつくりたいです。最近は『長く愛せる』もの選びを心掛けています。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「とても明るかったことが一番の理由です!周りに遮るものがなく日当たり抜群で、照明も多いお部屋です。ダウンライトに加え、ライティングレールがはじめから付いていました。」
お部屋のこだわりを教えてください

「日当たりのよさが魅力のお部屋なので、窓の前を塞がないよう家具をレイアウトしています。4年住む中でありとあらゆるレイアウトを試した結果、これだけは譲れない点になりました。
また、キャラクターや雑貨が好きなため、ものが増えやすいです。ちゃんとディスプレイできるスペースを確保して、他の場所には置かないようメリハリをつけています。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「昼は窓際、夜はデスクにいることが多いです。冬は特に、日差しの暖かさにつられて窓際に行きがちです。
日当たりを活かしながら、メリハリのある部屋づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①カーテンはあえて片側に寄せる

「細長いお部屋なので、窓の開口をなるべく邪魔しないように、カーテンの片側はわざと固定していません。片側に寄せて止めることで、体感ですが窓が広く感じられます。」
■②視界を遮らない高さ抑えめの家具選び

「狭いので圧迫感が出ないように、家具はできるだけ高さのないものを選んでいます。なかでも窓への視界を遮らないソファは、うまくハマってくれたなと満足しています。」
■③壁面は、ウォールシェルフで適度に飾る

「家具の高さを抑えるとどうしても壁の見える面積が増えて、少しさみしく感じます。そこで、ウォールシェルフを取り付けました。季節ごとに飾るものを変えるなど、楽しみながらお部屋全体のバランスをとっています。」
■④ディスプレイと空間の仕切りをひとつにできる、突っ張りラックを採用

「ワンルームでもキッチンと生活スペースを分けることはできないか……と悩み、思い切って大きめの突っ張りラックを取り入れてみました。ディスプレイを兼ねることができるし、幅に比べて厚みがないので、案外場所を取らないところも気に入っています。」
■⑤漫画喫茶みたいなおこもり感が心地よいデスクスペース

「デスクの棚も壁付けにせず、あえて仕切りのように設置しています。そのため、ワークスペースは結構独立した雰囲気に。これを見た友人からは『漫画喫茶?』とまで言われました(笑)この少し閉鎖的な感じが、こもって作業したい私には心地いいです。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMtowerのスリムキッチンワゴンPRICE5,830円 (税込)
小さめの植物をたくさん育てています。それらをどうまとめようか、と考えていた時に見つけたのがこちらでした。キッチン用のワゴンのためスリムで場所を取りません。植物に均一に日光が当てられるつくりや、キャスター付きで移動させやすいところも気に入りました。これからも長くお世話になること必至の愛用品です。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
takenokoさん「これまでは小さなお部屋で、自分だけが心地よい空間づくりをしてきました。今後はもう少し広い家で、人を招いても楽しめる空間をつくってみたいなと思っています。」
お話をお伺いして

takenokoさんの暮らすワンルームは、細長い造りです。キッチン、リビング、デスク、ベッド……たくさんの生活シーンを詰め込むのはなかなか大変かもしれません。でも、takenokoさんは全部をバランスよくレイアウトしていましたね。日当たりのよさを邪魔しない家具選び、その努力を損なわない仕切り探し、そして遊び心や趣味を楽しむことを忘れないディスプレイの工夫、これら3つの『〇〇しない』を大切にするアイデアが魅力的なお部屋をつくる秘訣です。
また、キャラクターやユニークな雑貨で飾る半面、全体の色味を青とグレーですっきりまとめているのも印象的。色々な要素がミックスしていても、色味をある程度絞ると心地良い統一感って生み出せるんですね。これは、多趣味な方やミックスインテリアを楽しみたい方にとっても朗報ではないでしょうか?ぜひ、今回お伺いした内容を参考にしながら、自分らしく生き生きとしたお部屋づくりを楽しんでみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部