本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回お部屋を拝見させていただくのは、都内のワンルームでひとり暮らしをされているakhrn5さんです。すっきり伸びやかで、活き活きとナチュラルなお部屋づくりの秘訣を教えていただきました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
akhrn5さんひとり暮らしの引っ越し経験は4回。大きな断捨離を経て、今の部屋になりました。シンプルだけどシンプルすぎない、ちょうどよくて心地いい部屋を目指しています。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「窓から外の街路樹が見えて雰囲気がいいのと、天井が高くて平米数の割に開放感があるのが決め手になりました。玄関と水まわりが広々としているのも気に入った点です。」
お部屋のこだわりを教えてください

「空間をなるべく広く、シンプルに見せることをテーマにしています。こだわっているのは、背の高い家具は置かないこと。収納は腰高くらいのシェルフで統一しています。でもシンプルになりすぎないように、テーブルや椅子のように目につくものはデザイン性のあるものを選びました。この部屋への引っ越しを期に床に座る生活から椅子に座る生活に変えたので、床にものを置かないことも意識しています。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「丸テーブルと椅子です。普段は在宅勤務なので、仕事をする時も食事をする時もここに座ります。
狭くて収納の少ない部屋を、広くシンプルに見せること【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①借景を主役にした、動線を遮らないレイアウト

「窓に向かう一直線の動線を守るために、遮るものを置かないレイアウトをとっています。窓際にベッドを置いたり、シェルフでキッチンと仕切ってみたりと試みましたが、今のレイアウトが一番空間の広さを感じました。外に見える街路樹が気に入っていたので、結果的に窓の外が主役になるようなレイアウトになりました。」
■②景色と室内を緑で繋いでより伸びやかに

「部屋に観葉植物を置いています。窓の外の緑と部屋の中の緑が空間をつなげてくれて、より部屋が広く感じる気がします。今は空間のためだけでなく成長をみるのも面白く、植物が趣味のひとつになりました。枯らしたことも何度もあり難しく思うことも多いですが、成長期に剪定しては水耕栽培して増やすなど、育てることも楽しんでいます。」
■③ベッドはソファ代わりで、隠す収納スポット

「ベッドはソファとしても使っています。分厚い布団はどうしても生活感がでてしまうため、小さくたためる毛布とタオルケットだけを使っています。住まいが関東なのと内窓をつけているお陰で外気の影響を受けにくいのか、冬場もそこまで寒さは感じません。シーツはマルチカバーを使っています。また、ベッドの下は生活感を隠すのにうってつけのスポット。お掃除ロボットのホームを作りその存在を隠してくれたり、ケースに入れた季節ものの衣類の定位置になっています。」
■④背の高い家具は置かず、収納も腰高で統一

「狭いうえに、もともと作り付けの収納がない部屋です。そのため、引っ越しの際にかなりの断捨離しました(笑)そこから置き家具は腰高のシェルフで統一し、衣類も本も小物類やPC関係の配線まで様々ななものを収納しています。特に小物や配線は煩雑な見た目になりやすいので、目隠しになるボックスを使ってすっきりまとめています。」
■⑤足りない収納は、玄関の隙間を有効活用

「シェルフの中に畳んで入れられない衣類は、玄関の隙間を利用して作った即席クローゼットに掛けています。つっぱり棒2本を壁と梁に渡しただけの簡単なものです。手前のつっぱり棒にはカーテン(イケアの安価なシーツで代用)をつけて目隠ししています。
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMフェリシモの洗えてしなやか ふた付きで目隠しできるセネガル風バスケットPRICE5,280円(税込)
ゴミ箱として使っています。ふた付きでゴミ袋が丸見えにならず、万が一汚れても水洗いもできる素材なので清潔に使えるのが購入の決め手。天然素材風の色と質感で、空間にしっくりと溶け込み満足しています。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください

「玄関の即席収納スペースをDIYかプロの手を借りて(笑)ブラッシュアップできたらいいなと思っています。また、テーブルとソファベッドに続く居場所として、1シーターのソファかラウンジチェアを取り入れたいと検討中です。」
お話をお伺いして

akhrn5さんが暮らすワンルームは、玄関から街路樹を楽しむ窓辺に掛けて縦に長いお部屋です。縦長の伸びやかさを『ゆったりとした一直線の動線』で活かしきるレイアウトが特徴的。家具のコンパクト化で、お部屋の中のゆとりを少しでも増やす工夫をされていました。そうしてすっきりと演出された空間だからこそ、自由に育つ観葉植物の佇まいが一層引き立ちますね。
また、不足した収納を補うアイデアや厳選したものをきれいにしまうテクニックを『真似してみよう!』と感じた方も多いのではないでしょうか?ぜひ、akhrn5さんのナチュラルで伸びやかなお部屋づくりを参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部