本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回お話をお伺いするのは、ロフト付きの広々ワンルームでひとり暮らしをされているyou8ishiさんです。モダンアートのようであり、ミッドセンチュリー的なノスタルジーも味わわせてくれる、唯一無二のインテリアをつくる秘訣とこだわりに迫ります。
今回教えてくれたユーザーさん♪
■プロフィール
you8ishiさん賃貸にてひとり暮らしをしております。服やスニーカー、NBAなど多趣味で、好きな物に囲まれた生活をしています。カフェや名建築巡りをして部屋の参考にすることも。最近は名作家具や照明にハマっていて、どんなものを集めていくか考えるのが楽しみです。
■お住まい

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「もともと1LDKの物件に住んでいたのですが、転勤に伴い(家賃補助の基準で1LDKが不可だったため)広いワンルームを探して見つけたのがここでした。持ち物が多いので、広さや可動式クローゼットの収納量、150足ほどあるスニーカーをしまえる大きな靴箱などの条件にもぴったりだった物件です。住みはじめてからは、日当たりの良さやキッチンの使いやすさも気に入りました。」
お部屋のこだわりを教えてください

「見せる収納、隠す収納のメリハリをつけることです。物の住所をつくることで、多くてもごちゃごちゃしすぎないように気をつけています。北欧から和物、アメリカ物まで幅広く好きなので、見る場所や角度によって色々なテイストを楽しめるようにしました。そのためにDIYで使いやすさを高めたり、色合わせのために塗装したりなど工夫もたくさんしています!
また、直感的にときめいた物を購入する傾向があるので、『飽きた時に他の使い方ができるか?』を一旦考えるようにしています。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「家にいる時はこの浅川木工さんのシングルソファでくつろいでTVを観たり、読書をしたりして過ごしていることが多いです。
好きな物を楽しみ尽くす、空間づくりとDIY【ここがポイント!僕&私の工夫】
■①使いやすいから、お気に入り化が止まらないキッチン

「この部屋で一番気に入っているキッチンです。サイズ感がちょうどよく作業がしやすいため、自炊の頻度が高まり、いる時間も増えました。お気に入りのヤカンや家電は見せつつ、生活感のあるものは見せないスタイルでまとめています。家電の雰囲気に合うように壁紙やペイントした木材を使ったDIYで統一感を出しました。お気に入りが多い、好きな空間です!」
■②好きな物で目隠しすれば、やっぱり好きな場所になる

「備え付けのカウンターの下には本棚をDIYしました。お気に入りの本や漫画を見せるのも好きなのですが、どうしてもごちゃごちゃしてしまいます。そして部屋の雰囲気に合わせにくい。そこでここは、生地屋さんで買ってきた布でつくったカーテンで目隠ししています。
カーテンは、100均のモップを挟むアイテムで木の棒を固定してクリップを引っ掛けるという簡易的なもの。布代を除けば1000円未満でつくれました。隠す収納にはなっていますが、カーテンの布を気分で変えることができるので『お気に入りの布を見せる場所』です。」
■③空間をアートに育てるDIYは楽しい!

「ここはマスキングテープを壁紙風に使って遊んでいるコーナーです。全体の雰囲気を合わせるために、IKEAで購入した白いランプも塗装しました。配線も壁と同じ色に染めて、くねらせるように這わせて遊び心を演出。ウォールシェルフは、買ってきた木材をキャビネットの色に似せて塗装とニス塗りをしたものです。既製品で思うようなものが見つからない時は、こんな風に楽しみながらDIYしています。」
■④とっておきのディスプレイスペースで地元愛も忘れない

「ここには和っぽい物を集めました。地元が北海道で、木彫りの熊が好きです。
■⑤ひとひねりで増える、飾れる好きな物

「トイレはワンルームの我が家では数少ない個室空間です。居室とは雰囲気を変えて、ワントーンでシンプルにまとめ落ち着いた空間にしています。アクセントにしている額縁に入っているのは、カネコアヤノさんのライブTシャツ。素敵なデザインなので、きれいに畳んで額装することでインテリアに変えてみました。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
ITEMOTTAIPNU(オッタイピイヌ)のkoishiミニバスマットPRICE2,970円(税込)
ちょっと他人と違うものを使いたいな。という気持ちを叶えてくれたのが、OTTAIPNU(オッタイピイヌ)のバスマットです。色もサイズ感もキッチンに合い、なによりも石ころデザインが可愛らしい!凹凸のデザインは見た目もいいのですが、下に少し空間を生んでくれるからコップなどが密閉されず乾きやすいという機能的な一面まで持ち合わせています。本来の用途とは違いますが、それだから自分らしさも出るんじゃないかな?と思わせてくれるお気に入りのアイテムです。
今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください

「最近は、ひとり暮らしをはじめた頃に買った家電を今の好みで買い替えていました。今後は家具を憧れのアイテムに少しずつ入れ替えていきたいなと思っています。名作椅子やテーブル、照明などは特に大きな買い物になるので、どれが自分に合うのか考える時間も楽しんでいきたいです!」
お話をお伺いして

you8ishiさんが暮らすのは、52m2と広めのロフト付きワンルームです。飾り棚のレイアウトでたくさんある『好きな物』それぞれの雰囲気を味わえるゾーニングをしていたり、ロフトの下をベッドスペースとすることでワンルームだけれど1LDK感覚に仕上げていたりと、盛り込みきれなかった工夫もいっぱい♪お部屋全体どこをとっても、you8ishiさんが多方面に張り巡らせたアンテナでキャッチしたアイコンとイマジネーションがコラボしているから、ずっとワクワクしていられます。
でもあくまで賃貸。土台からこだわった注文住宅でも、ディティールまで注力したリノベーション物件でもないんです。
執筆:RoomClip mag 編集部