本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。



今回は1Kで一人暮らしをされているyohaku_2020さんに、空間を有意義に使うコツや家具・収納選びの工夫を教えていただきました。どうすればひと部屋を快適かつ、気分のいい好みの空間に導くことができるのかをじっくりと紐解いていきましょう。



今回教えてくれたユーザーさん♪


■プロフィール

yohaku_2020さん

昔からインテリアや器が大好きで、毎日SNSや雑誌を眺めています。いろんな間取りに住みたくて、気分転換を理由に同市内で3度引っ越しました。模様替え頻度は平均月3回。もはや私のライフワークです。


■お住まい

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
お住まいの地域: 関西地方お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)居住面積: 21m2家賃: ヒミツこの家に住む人: 自分のみご職業: CADオペレーター趣味: 自宅の模様替え、読書、映画鑑賞、インテリアショップ巡り

いまのお部屋に決めた理由はなんですか?

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「数年前からはじめた断捨離で、どんどん持ち物が減っていきました。するとその当時住んでいた部屋は広すぎると感じるようになったんです。初の1K6畳の間取りで快適に暮らせるかチャレンジしたくなり、思い切って引っ越しました。物も減り、家賃も下がり、さらに築浅駅近。快適です。」



お部屋のこだわりを教えてください

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「狭い部屋でもしっかり余白を作ることを一番意識しています。模様替えを楽しんだり、ストレッチや室内運動のスペースを確保したいので、引っ越しの際にベッドとテレビを処分しました。また、朝に掃除機をかける習慣があるため床に極力物を置かないようにしています。収納は基本、キャスター付で簡単に動かせるタイプを選びました。煩雑ではくつろげないので、使用頻度が高いものだけを見えるようにし、定期的に収納スペースに不要なものがないかもチェックします。

部屋に置く木や布素材のインテリアは、手触りも重視しています。」



気づいたらいつも居る場所はどこですか?

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「ダイニングテーブルがある場所です。だいたい、iPadをいじっています。映画鑑賞や読書、たまに英語の勉強をすることも。次はどんなレイアウトにしようかなぁと、想像を膨らませているときもあります。」



帰ればホッとする空間づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】


■①帰宅後一番にお気に入りが目に入る、玄関ディスプレイ

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「帰ってすぐ目に入るのが玄関です。IKEAのワゴン(ロースコグ)に専用まな板を追加購入して好きな雑貨をディスプレイしています。色はDIYでブラックにしました。スペースが少ないため、あえて棚を1段外して無印良品のゴミ箱をセットしています。」


■②きれいな部屋に帰れるように、掃除は朝一

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「帰宅した時、部屋がきれいだと気持ちが良いです。だから私は朝、外出前に必ず掃除機をかけます。朝の時間を無駄にしないためにも、物の移動や書類の出し入れがしやすいように、キャスター付きの収納ボックスを選びました。普段はテーブルの下が定位置。6畳に置くには大きめのダイニングテーブルを選んだので、その奥行きを有効活用しています。」


■③慎重かつ入念に、あらゆる状況を想定した家具選び

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「家具は時間をかけて店舗やネットでしっかり吟味します。テープを床に貼って、サイズや配置のシミュレーションをすることも。10年ほど前に迎えた水之江忠臣デザインのソファは、どんな配置にも対応できる模様替え狂の私にぴったりです。」



最近買ったナイスなアイテムを教えてください

ITEM無印良品の背当てにもなるやわらかマルチクッションPRICE3,990円(税込)
「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん

カラーをキャメルにしたところ、想像以上にいい感じの差し色になりました。背中に当てると姿勢が安定し、ソファに座って膝の上に置くとiPadの画面がちょうどよい高さになります。寝る時もぷよっとした触り心地で安心感があるので、抱き枕代わりにすることも。

何通りもの使い道があってお得でした。



今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん
yohaku_2020さん

「今まで木目などナチュラルなインテリアが主だったので、スチール素材など木目と異素材ミックスの家具も取り入れてみたいです。またデザイナーズ家具は高額ですが、一生物として『これは』というものを購入したいと思っています。」



お話をお伺いして

「21m2。本当に必要な物と軽やかに豊かに楽しむ、柔軟な余白のある部屋づくり」 by yohaku_2020さん

yohaku_2020さんは、ライフワークと呼べるほど頻繁に模様替えをされるそうです。でも必ず大切にするのは『余白』。色々な動作やくつろぎ方、家事のしやすいスペース確保が叶う『余白』のあるレイアウトだと話してくれました。そこで注目すべきは、今のお部屋に引っ越された際に辞めたテレビとベッド。これらがないだけで、置くために必要だった場所が大きく空くんですね。模様替えをするにしても、重さのある2つがない分できることも増えるのではないでしょうか。ちなみにyohaku_2020さん、眠る時はお布団を使用されています。

1Kやワンルームのコーディネートをしてみたら、思ったよりも家具でパンパン……ということはよくあると思います。どうしても欠かせない物は人それぞれですが、廃せる物を見つけるとインテリアも暮らしそのものもちょっと軽く、でもきっと豊かに変わります。ぜひ、それを実証してくれているyohaku_2020さんのお部屋づくり、引き続き参考にしてみてください。



執筆:RoomClip mag 編集部
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