RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、すっきりとナチュラルに優しい暮らしづくりをされているri-eさんに、収納の工夫やアイデアをたっぷりとお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
ri-eさん夫と3人の息子たち、犬、インコと暮らしています。ドタバタな毎日ですが、家族が居心地良く暮らせる、あたたかいお家を目指しています。
大切にしたいのは、家族がのびのび過ごせる空間
ri-eさんのお宅には、元気なお子さんがいる活気ある雰囲気と、すっきりとした心地よさが共存しています。それがとてもあたたかくて、優しいんです。外からこのお家に帰ってきたら、必ず安らげる……そんな確信をすぐに抱きました。では、『どうすれば活気とすっきりを共存させられるのか』が問題。まずは収納や整頓面でのこだわりを教えていただきました。
ri-eさん「目指しているのは、家族が居心地良く、ホッと落ち着けるお家です。収納や整頓では、取り出しやすく片付けがしやすい仕組みや、子どもがいてもすっきり見えることを意識しています。特にリビングは、元気いっぱいな3人の息子たちにとっては運動場。のびのびと安全に遊べるように、なるべく床に物を置きません。家具も増やさず、クローゼットなどの備え付けの収納でまかない、空間を広く保つことを心掛けています。」
確かに、リビングは子どもたちの運動場のようになりますよね。でもそこを、より良い運動場として整備するという発想ができるのがri-eさんの凄いところ。のびのびと過ごすことを大らかに受け止めてくれる家庭って、素敵過ぎます。
そしてここからは、床にものを置かず、家具も増やさないことを心掛けるri-eさん流の収納術に詳しく迫ります。そこには、住まいの設備を効率良く活かし切る工夫がいっぱい。みなさんの住まいの新たな可能性を発見できるかもしれませんね。さっそくチェックしていきましょう♪
家具を増やさず、効率良く快適を叶える収納の工夫3つ
■その1 子どもの一軍は、1階の押入れに預ける
「子ども用の収納は、リビングの隣りにある和室の押し入れを活用しています。シーズンの衣類や、よく遊ぶ一軍のおもちゃはここに収納し、1階だけで片付け動線が完結できるようにしています。服はしまえていればOKだし、おもちゃもボックスにポイポイするだけなので、散らかっていてもすぐに片付けが終わります。押し入れの扉を閉めれば、お部屋もすっきりです。」
■その2 吊り下げポールで、クローゼットの容量UP

「玄関横にある収納スペースには、もともと上の段にしかポールは付いていませんでした。でも暮らしはじめるとそれだけでは足りず……。ニトリの吊り下げポールを後付けしています。これのおかげで、子どもたちでもスムーズに手が届くのでとても便利。収納力も2倍になって、良いことづくめです。」
■その3 見える場所では、収納をインテリアとして楽しむ

「キッチンの飾り棚などの見える場所は、カゴやガラス瓶を使ったり、お気に入りの雑貨を飾ったりして、収納もインテリアとして楽しんでいます。日々の生活でお気に入りがふと見えると、それだけでほっこりした気持ちになりますね。家事時間も楽しくなります。高い場所ならイタズラ盛りの三男に触られる心配もなくて安心です。」
オススメの収納アイテム
ITEMダイソーのペーパーバスケットPRICE330円(税込)
柔らかな色合いが可愛らしく、置くだけで部屋があたたかい雰囲気になるところが気に入っています。数種類のサイズ展開があるので、収納する場所によって使い分けています。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
ri-eさん「私も収納はあまり得意ではないのですが、ものを増やさない、定期的に断捨離をするということを意識しています。不要なものを手放すことで収納場所に余白ができますし、必要なものだけを残すことによって、お家にあるものの把握もできます。これができると、だいぶ収納や整頓がしやすくなるのではないでしょうか。」
収納効率も収納力もアップする余地はけっこうある

ri-eさんは収納を通じて、家族の快適さをなによりも大切にしていました。すっきりを保つ原動力も『のびのび過ごして欲しいから』という思いから来ているのが印象的です。だからこそ、その収納計画は効率重視。日々の基本的な動きは1階で完結するようにしていたり、押入れ=引き戸という楽な動作で開閉できて、かつ低いところもたっぷり使える場所を『子ども用』としていたりなど、使い勝手の良さと快適さ、優しさが詰まっています。
また、既存の収納スペースをフル活用するテクニックも秀逸。クローゼットの下の方は持て余しがちな空間なので、吊り下げポールが気になった方は多いのではないでしょうか?今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にすれば、今ある環境で暮らしをもっと快適に変えられるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部