RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、整頓された様子が心地よさになるインテリアづくりをされているcochonさんに、家族の『〇〇っぱなし』を予防する収納の工夫を教えていただきました。



今回教えてくれたユーザーさん♪

cochonさん

夫、5歳娘と2歳息子、私の4人家族です。祖父母が老後に建てたコンパクトな家を引き継ぎ、3年前にリフォームして暮らしています。小さな子どもたちがいてもスッキリ片付いた部屋を目指して、日々奮闘中です!



使う人、持ち主の快適を大切に

「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 b...の画像はこちら >>
「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 by cochonさん

cochonさん宅は収納がインテリアの一部になっています。気持ち良く整頓された様子って、そのまま素敵な空間演出になるのだなとしみじみ。でも、元気なお子さんがいらっしゃるのにこの状態をキープするのは難しかったはず……。そこでまずは、収納づくりで最も大切にしたことからお伺いしました。

cochonさん

「持ち主にとっての『出しやすさと片付けやすさ』を大切に考えています。」

大事ですよね。収納をつくる人のこだわりよりも、使う人や持ち主の癖に沿うこと。特に子どもにとって『片づける』という動作は、どうにも後回しにしたくなることなので、尚更だと思います。ここからは、cochonさんが成功した収納改革を3つご紹介♪どれも問題の根本をしっかり見据えた解決策なので、きっとたくさんの方のヒントになるはずです。『家族の使ったものを拾う生活を卒業したい』という方もぜひ、お見逃しなく!



使いっぱなしをなくした、我が家の収納改革3つ


■その1 一軍おもちゃ&教材はテレビまわりに

「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 by cochonさん
cochonさん

「リビングの中でも、子どもたちが遊ぶのはたいていテレビの前です。そこでテレビボードをほとんどおもちゃ収納にあてることにしました。好きなテレビ番組に夢中になっている隙に、パパッと片付けられるのも得られたメリットのひとつ。本人たちからしても、すぐにまた出せるのが分かっているため、見える場所におもちゃがあることに執着せず、片付けに協力的です。」


■その2 リビングに帰宅後の片付けができる場所をつくる

「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 by cochonさん
cochonさん

「リフォーム時、スペースの関係でウォークインクローゼットをつくることができませんでした。でも代わりに、思い切ってリビングの壁にクローゼットを設けたんです。夫専用の場所をつくり、それまでは椅子や床にポイッとされがちだった帰宅時のスーツやカバンの行き場を確保。

狙い通り、出しっぱなしされることがなくなりました。身支度がリビングで完結するのも便利な様子です。」


■その3 パジャマや下着は脱衣所で完結

「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 by cochonさん
cochonさん

「パジャマや下着は脱衣所で管理を完結させています。温泉形式で一人にひとつバスケットを用意しました。脱衣所にあるおかげでお風呂のときも、朝の着替えのときも『持って来るの忘れた!』が起こりません。目隠しのフタを用意すれば丸見えにならず、来客時も安心です。」



オススメの収納アイテム

ITEMニトリのつっぱり壁面収納NポルダPRICE9,990円(税込)
「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 by cochonさん

奥行きが約30cmとコンパクトなので、圧迫感なく脱衣所の通路幅も確保できるところが気に入っています。つっぱり式で、天井と床でしっかり支えるように設置するため、安心感もあります。



最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

cochonさん

「私がいつも心に留めているのは『家族の協力なしに、収納や片付けの悩みを解決するのは難しい』ということです。フタを開けないとしまえない、分類され過ぎて戻すのが面倒……こんなちょっとした理由も片付かない原因になっているのではないでしょうか。また、『ひとつ増やしたらひとつ手放す』意識をもって、一定量のキープにも努めています。」



どうしてこうなる?を探る

「〇〇っぱなしな物から解決していく、持ち主が便利な収納」 by cochonさん

cochonさんが収納改革で目を付けたのは、出しっぱなし・使いっぱなしになる理由やポイッと放り投げてしまう事情でした。まさに片付かない根本原因です。そしてそれをシンプルに解決されているのがお見事。まずは『〇〇っぱなし』されがちな物から、最適な定位置づくりをはじめられたそうです。

人それぞれに快適なあり方は異なりますが、お子さんの遊び場や好みの過ごし方、帰宅時の癖や動き、家族のルーティンをチェックすると正解は見えてきそう。

ぜひ、今回教えていただいたアイデアやテクニックを参考にしてみてください。



執筆:RoomClip mag 編集部
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