シンプルで豊かな生活のためのミニマル化。無駄はなくしたいけど大がかりな断捨離にはなかなか踏み出せない、という方も多いのではないでしょうか。
小さなことから取り組む、ゆるミニマルのコツ
ゆるミニマル化を始めるときは、まずは小さなことから取り組むのが大切です。物を増やさず手元にあるものを大事にしたり、時間や場所を限定して整理してみたりと、少しずつ変えていくことで長続きするようになりますよ。ここでは、ゆるミニマリストさんが実際に取り組んでいることをご紹介します。
■必要な書類だけ保管する
何かとたまりやすい書類も、思い切って処分するとコンパクトに収納できます。chiiiさんは、住宅や保険関係、保証書などデジタル化できるものや原本保管が必要なもの以外は整理し、手元に残ったものはファイルボックスにカテゴリ分けしました。管理もしやすくなりますし、すっきりと保管できますね。
■大きな家具を置かず、広い空間をつくる

ソファを置かないことで、リビングにスペースを確保しているenu.さん。なくても困らない大きなものを置かないだけで、お部屋がすっきりして見えますね。断捨離だけでなく、物を増やさないというのもゆるミニマルにおいて大事なポイントです。
ミニマルを支えるアイテムで生活の質を上げる
シンプルで豊かな生活をおくるためには、物を減らすだけでなく、機能的で場所をとらないアイテムを取り入れるという方法もあります。ここではゆるミニマリストさんたちが実際に使っているアイテムを見てみましょう。
■コンパクトな掃除用スポンジ

orin_room_さんが小掃除のために使っているのは、マーナのPOCOスポンジ。吸盤とセットになっているので、スポンジラックなどを増やす必要もありません。すっきりとした見た目をキープできるだけでなく、水切れもいいので衛生面もバッチリです。
■タオルは浮かせて広い空間をキープ

意外と一時的な置き場所に困る、お風呂上がりのバスタオル。ayatan1206さんは、かもいフックで浴室扉にかけることでシンプル化させていました。床置きのタオルかけだと場所をとってしまいますが、これなら邪魔にならずスマートな空間を維持できますね。
■万能に使える調理鍋

こちらはSTAUB鍋。煮物や炒め物など、鍋としての本来の役割の他に、燻製や無水料理など何役にもなる万能アイテムなので、調理器具を整理したい方にはぴったりです。お米も炊けるので、yk_homeさんは炊飯器を手放したそうですよ。
収納もシンプルにしてすっきり見え
ミニマルなお部屋をつくるために欠かせないのが、収納のシンプル化。ごちゃごちゃしているものを見せない収納へ変えたり、1つの場所にまとめたりと方法はさまざま。見た目がすっきりするだけでなく、動作がコンパクトになり日常生活の負担を減らすこともできますよ。
■すぐ使うものは手の届く距離に

enu.さんのリビングカウンターの下には、バラバラで置くとごちゃつきがちなものをすべてまとめて置いています。すぐに手が届く場所にあり、取り出すのも片付けるのも簡単。こまかいものはボックスに入れているので、散らかる心配もありませんね。詰め込みすぎない余白のある収納で、窮屈さも感じません。
■見えない収納で生活感をなくして

洗面所で使うものを鏡の裏にまとめているixumiさん。スキンケアやオーラルケア用品などのパッケージ品は、製品の名前が書かれていて生活感を感じやすいですが、見えない収納ならすっきりシンプルが叶います。洗面台の上には最小限のものしか置いていないので、清潔感も感じられますね。
■「家事室」をつくって負担を軽減

liccaさんは手間のかかる家事が1つの部屋で済むように「家事室」をつくって工夫しています。室内干しから洗濯物収納、書類の準備、保育園や学校の支度と家事の導線がまとまっていてとっても便利。他の部屋に物を移動させなくて済むので、家全体が散らかりにくくなりそうです。
ゆるミニマリストさんの暮らし方や使っているアイテムをご紹介しました。自分のペースで、ストイックすぎないミニマルな生活を楽しみたいという方は、ぜひ取り組めることから少しずつ始めてみてくださいね。
執筆:macoco