RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、ほっこり&すっきりと居心地の良い暮らしづくりをされているnicoさん宅の、魅力あふれる明るいキッチンをご紹介します。
夫と私、高校生と小学生の息子2人の4人家族です。2011年に念願のマイホームを建てました。遊ぶの大好き!旅行も大好き!でも、我が家が1番ほっとするね。と家族に思ってもらえるように、家づくりを楽しんでいます。
家族の呼吸が感じられる場所
nicoさん宅のキッチンは、周囲のインテリアとの調和もとれた明るくナチュラルな空間です。圧迫感がなく、生活感も適度に抑えられているのが特徴。まずは、キッチンづくりで大切にしたことやこだわりを教えていただきました。
nicoさん「LDKがひとつになった、キッチンにいても家族の呼吸が感じられるこのカタチがこだわりです。以前住んでいたアパートは、キッチンがひと部屋になった完全独立型でした。まだ小さかった長男に背を向けて料理をしなければならなかったのが悩みで、新居を構えるときには家族がいる同じ空間で楽しくキッチンに立ちたいと思ったんです。」
■団らんからはずれない対面スタイル

独立型のキッチンにも良さがありますが、子育てのはじまりや、子どもが成長した後のコミュニケーションを考えると、一体型LDKの中にある対面キッチンの安心感は魅力的ですよね。夫婦だけになったとき、ゲストを迎えているときも、このカタチなら団らんからはずれることなく会話を弾ませられるし、おもてなしもできます。
ここからは、そんな家族と共にいられるキッチンの見どころにフォーカスしていきます。nicoさんらしく、そしてご機嫌に導いてくれる工夫に注目しながら拝見していきましょう♪
■キーワード1 私らしいと言ってもらえる、元気になる色

「ベースは白です。そこに、パッと明るい黄色のシンクを合わせました。この色、ショールームで色サンプルを見て即決だったんです。
■キーワード2 カウンター上は、癒しと喜びを楽しむスペース


「シンク周りに何もないと、殺風景になりがちですね。そこでカウンター上は、花や好きな作家さんの作品、RoomClipで知り合えた方たちにつくってもらった雑貨で飾っています。私の1番好きな空間です。季節毎に入れ替えたり『やっぱりこっちにしようかな』とちょこちょこ動かしたりする時間が本当に楽しくて、クスッと笑ったり癒しをもらったりしながらキッチンに立っています。」
■キーワード3 毎日使っている、宝物みたいな食器たち


「10年以上かけて、ちょこちょこ集めてきた食器たち。はじめのうちは誕生日やクリスマスのパーティなど、友人たちが集まったときに使っていました。でも、コロナ禍で集まることが減ってしまって……。出番が少なくなる食器がもったいなくて、毎日使うことにしたんです。たまにガチャンとなるとドキッとしますが(笑)焼き物をドーン!と乗せて豪快に使っています。洗い物をするときも、お皿の裏側の印字をみてニヤニヤ。お気に入りを使うと、密かにテンションを上げられる瞬間が増えますね♪」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください


「私が思うキッチンを素敵な場所にする方法は、『トキメクものに囲まれる』ことです。キッチンに立つのは毎日のことで、やる気にならないときだってありますよね。でも、雑貨や植物、食器……(そのサイズは問いません)ただそこにトキメクものがあるだけで、自分のスイッチは切り替えやすくなると思うんです。
まとめ: 明るい暮らしは、笑顔咲くキッチンから

家族と共にいられるキッチンを願ったnicoさんが選んだのは、ダイニングやリビングと隔たりのない対面スタイルでした。見通しが良い分、生活感や手元、表情だって丸見えです。それを強みに変えるのは、明るい色や好きなものを上手に取り入れるスタイリングの魔法。片づけること、飾ること、使うこと、のバランスをとりながら、キッチンで過ごす時間を楽しくご機嫌にしてくれる素敵な工夫の数々です。
『トキメクものに囲まれる』nicoさんのこの言葉は、奥の深い極意ではないでしょうか。キッチンに限らず、暮らし全体に言えることだとも感じます。トキメキとは一期一会だし、それを大切にするなら扱いも丁寧になります。丁寧だと、小さな幸せに気づく頻度も上がりそう……きっと自然と笑顔でいる時間が増えますよね。ぜひ、今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考に、暮らしの真ん中で笑顔咲く場所になるキッチンを目指してみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部