夏になると猛暑日が続くようになった近年、体調のためにもエアコンはしっかりと使いたいものです。なのに、電気代はどんどん上がっていくばかり。
窓からの熱を遮断する
最初にご紹介するのは、窓から伝わる熱をシャットアウトする方法です。窓ガラスからは、どうしても外の熱が伝わってきますよね。ユーザーさんたちはその熱を遮るために、断熱フィルムを貼ったり遮光性の高いシェードを使ったりしていました。どんな効果があったのか、ユーザーさんの実例を見てみましょう。
■断熱フィルムを貼る
リビングの高い位置に窓があるため、それまではカーテンやブラインドをしていなかったというユーザーさんです。夏の暑さ対策として断熱フィルムを貼ってみたところ、明るさはそのままで、エアコンの効きがよくなったそうですよ。断熱フィルムは簡単に手に入るので、試してみるとよさそうですね。
■空気層のあるシェードを使って

こちらのユーザーさんは、遮光性のない薄いカーテンから、遮光のハニカムシェードに買い替えていました。内部に空気層があるハニカムシェードにしたことで、明らかに室温が変わったそうです。エアコンの温度も1~2度高く設定できているとのこと。これは、電気代もかなり節約できそうですね。
■内窓キットを使ってDIY

リビングの掃き出し窓と腰高窓、階段、子ども部屋に内窓をDIYしている実例です。内窓用のキットを使い、ご家族のみでDIYしたのだそう。ユーザーさんによると「夏と冬の快適さ、エアコンの効きが全然!違います‼️」とのことでした。
強い日差しをカット
エアコンを効率よく使いたいときに、困ることのひとつが日差しですよね。夏の強い日差しは、室温をぐんぐんと上げてしまいます。次にご紹介するのは、日差しをカットする工夫です。ユーザーさんは、屋外にタープを設置したり、室内にロールスクリーンを下げたりと、さまざまな対策をとっていました。
■大きなタープで日光をしっかりカット

こちらのユーザーさんは、窓の外にタープを張っていました。窓際からウッドフェンスにかけて、大きなタープが掛けられています。これだけの大きさがあれば、家の中に入り込む日光をしっかりと防ぐことができそうです。夏の間はほとんど張りっぱなしにしているそうですよ。
■オーニングとロールスクリーンのW使いで

大きな窓のある東向きリビングの実例です。ユーザーさんは、朝日が入るというこちらの窓にオーニングと遮光ロールスクリーンを使って、室温の上昇を防いでいました。こうすることで、エアコンの効きがたいぶ違うそうです。気温に合わせて両方使ったり片方だけにしたりと、調節もできそうですね。
■癒されるカーテンで

なんとも涼しげな、こちらの窓辺。ユーザーさんは、ゴーヤでグリーンカーテンを作っていました。グリーンカーテンは、窓からの日差しを程よく遮ってくれ、植物の癒しももらえるナイスアイデアですね!このカーテンのおかげで、エアコンの効きもよく快適だそうです。
必要なところをしっかり冷やす
最後にご紹介するのは、空間全体にこだわらず涼しくしたい場所を、エアコンでしっかりと冷やすように工夫している実例です。冷気が他に漏れるのを防いだり、自分たちの暮らし方を変えることで、冷風を有効に使ったりするアイデアが登場します。ぜひ、参考にしてみてください。
■冷やす範囲を狭くする

「エアコン使用時にはリビングと横の和室の襖を閉めて暮らしています」とおっしゃるユーザーさんです。本当は襖を開けて広々と暮らしたいそうですが、省エネのために閉めているとのこと。冷やす範囲を狭くすれば、エアコンの効きもよくなりますよね。
■リビング階段をプラダンで塞ぐ

リビング階段をとおして2階から熱気が下りてくるという、こちらのリビング。ユーザーさんは、カットしたプラダンを階段の手すりに設置していました。階段にはカーテンも付けて、しっかりと塞いでいます。必要ないときには取り外しできるとのことで、使い勝手もよさそうです。
■必要な場所に風を運ぶ

こちらのユーザーさんは、エアコンと一緒にサーキュレーターを使うことにしました。サーキュレーターのおかげで、離れた場所まで冷風が送られてきて涼しさが違うそうです。エアコンの風が届く場所と、いつも過ごす場所が違っている場合、こんな風に必要な場所に風を運ぶ方法を使えば効果的ですね。
■室内のレイアウトを変える

エアコンの風を効率的に使うため、室内のレイアウトを変えている実例です。
年々暑さは厳しく、電気代は高くなっていますよね。でも、健康のためにはエアコンを使わないわけにはいきません。ユーザーさんの工夫を参考に、少しでも効率よくエアコンを使って酷暑を乗り切りましょう。
執筆:yuccoM