RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、清々しくナチュラルなインテリアづくりをされているemiliさんに、素敵な暮らしを支える収納づくりのアイデアをお伺いしていきます。
今回教えてくれたユーザーさん♪
emiliさん夫婦と双子の4人家族です。最近一軒家を建てました。隠す収納を多めにして、いつでも人を呼べる家を目指しました。インテリアや雑貨が大好きで、季節に合わせて飾りを変えるなど暮らしを楽しんでいます。
収まり良く心地良く使える秘訣は、計画性にあり!
emiliさん宅は、すっきりと洗練されたナチュラルなスタイルです。そこに雑多な生活感はありません。同時に、収納がインテリア性を邪魔していないのも特徴。まずはどのようにこの美しい暮らしがつくり出されているのか、その秘訣やこだわりを教えていただきました。
emiliさん「家を建てる設計の段階から、使う収納ケースやボックス、それらをどこに置き何を入れるかを決めておきました。そしてそれらに合うように棚の高さも設定。住みはじめてからでも、収納アイテムのサイズ感や質感をそろえることはとても大事だと思っています。」
かなりの徹底振りですね!設計の段階から収納について深く考えておくことで、よりスムーズに新しい家での暮らしをスタートすることもできそうです。もちろん、暮らしながらの収納の見直しにおいても、収納アイテムとスペースが良好な関係であることはとても重要だと感じます。そこでここからは、これから家づくりをされる方も、収納の見直しをしたいとお考えの方も、押さえておけばきっと役立つemiliさん流の収納の工夫を3つご紹介。整然と美しい収納で日々を気持ち良く変えていくヒントが盛りだくさんですので、お見逃しなく♪
使い勝手と美しさを両立した収納にする3つの工夫
■その1 使う収納アイテムをまず決める


「新築の場合はどんな収納アイテムを使うか、何を置くかを前もってイメージしておくのがおすすめです。それさえしておけば、必要なスペースや適切な棚の高さを決めるのが簡単になります。
■その2 できるだけ同じもの(似たもの)でそろえる


「日常使いするものは取り出しやすいところに置きたい、けどごちゃごちゃさせたくはないし……と悩みがちです。同じ種類(難しければ似た種類)の収納ケースでそろえると、仮に中身が乱雑でも見た目はスッキリ。さらに、空間やインテリアの雰囲気にあった質感にもこだわると、統一感が一層増して、洗練された印象になると思います。」
■その3 パンチングボードで柔軟にスペースを活用する


「収納スペースの奥行きが確保できないというとき、おすすめしたいのはパンチングボードです。場所を自由に変えられる柔軟さと、ものの掛け外しがスムーズにできるのが魅力。フックの位置や色をそろえたり、掛けるアイテムの色味を合わせると、見えていても邪魔になりません。」
オススメの収納アイテム
ITEM無印良品のポリエステル麻ソフトボックス LPRICE990円(税込)
乾いた洗濯物を畳まず入れるために使っています。家族それぞれにひとつずつ用意して、部屋着やタオル、下着などの自分が畳まなくてもOKと思えるものをぽいぽい入れています。畳むべきものはその日のうちに各自で畳んでもらっています。ひとりで全員分畳む負担から解放され、時間にもゆとりができ、気持ちも楽になりました。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました
emiliさん「私も片付けや収納が苦手です。だからこそ、楽にきれいを保てる収納を考えました。ベストな収納はその人、その家によって違うと思います。自分が扱いやすく面倒にならない程度の収納法を探していくことが、暮らしの充実に繋がると思います。」
違和感のない収納は、気持ちが良い

emiliさんの収納は、計画性が光っていました。
そして凹凸なくすっきりと収まった収納アイテムたちは、見た目が抜群。もし『しまうのが苦手』という場合も、ここまで整えておくことができれば、中身はちょっと気を抜いていてもきっと大丈夫です。計画的だからこそ、使いはじめた後はずっと気軽で気楽。家づくりでも、収納の見直しでも『最初の一歩』をしっかりと踏み出すことが大切なのですね。そうしたことにも気が付かせてくれるemiliさんの収納づくりの段取りと工夫、ぜひ参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部