RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
凛と明るいモノトーンスタイルで、モダンな暮らしづくりをされているqooさんに、キッチンへのこだわりやコーディネートの工夫をお伺いしました。
平屋の注文住宅での暮らしです。もうすぐ築2年になります。在宅ワークの息子と私の大人ふたり暮らし。小さな平屋ですが、すっきり感じられるスタイリッシュなインテリアを目指してます。
アクセントカラーを利かせた、シンプルモノトーン
qooさん宅は、コントラストで魅せるシンプルなモノトーンスタイルのインテリアが特徴的です。キッチンもまた、その延長にありました。全体に対して黒の要素が強いため、空間の奥行き感を高める存在になっているのも素敵なところだと感じます。まずは、キッチンのテーマやこだわりを教えてください!
qooさん「全体のイメージは『シンプルモノトーン』です。基本は生活感を見せないように、隠す収納にしています。キッチンは、リビング・ダイニングより強めのダークトーンであるのも特徴。重たい感じにならないように、観葉植物をところどころに配置して優しさをプラスしました。今はイチゴの水耕栽培にハマってます♡我が家は、ほぼモノトーンなので、マックカップの黄色やイチゴの赤……と、原色が並んでもゴチャゴチャ感はありません。」
■白とグレーで爽やかにゾーニングされた、対面スタイル

なるほど、黒の持つ重さや圧迫感を、アクセントカラーで明るく軽やかに中和されているんですね。モノトーンと鮮やかで瑞々しい色彩のギャップは少しポップさもあって、凛とモダンな空間の雰囲気を程よく親しみやすいものにしてくれているようにも感じました♪
そしてqooさん宅のキッチンは、対面スタイルです。開けている部分と隠れる部分をつくれる、L字の壁でゾーニングされているため、見通しの良いキッチンでありつつも『すっかり丸見え』にならないのが良いところ。
■キーワード1 メリハリをつけてくれる折り下げ天井


「キッチンの天井は15cm下げてもらっています。リビングダイニングの天井は白、キッチンの天井は濃いグレーと、色でもメリハリをつけているのがこだわり。ダクトレールのペンダントライトもお気に入りです。」
■キーワード2 ちゃんと手が届く吊戸棚


「天井を下げたため、カップボード上の吊戸棚も15cm下がります。だから、棚上のストッカーにだって、背伸びすることなく手が届くんです。ちなみに私の身長は167cm。愛用しているのは、ニトリの吊戸棚ストッカーです。」
■キーワード3 見た目も使い勝手も良い、人大シンク

「システムキッチンはタカラスタンダードの『グランディア』です。ステンレスは傷が気になるので、我が家はアクリル人造大理石シンクを採用しました。天板とシンクが一体化していて、段差や隙間もないから掃除がしやすいです。見た目にも明るい雰囲気にしてくれています。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください


「家を建てると決まってから、インテリア雑誌を読むなど色々しましたが、情報量が少なかったです。建ててからRoomClipに出会い、もっと早く知りたかったと残念で仕方ありません。私はキッチンに立ったとき、見えるところに気分を上げてくれる物を配置しています。お気に入りの家具、家電、小さな雑貨ひとつでも良いんです♡私の場合は観葉植物がそれ。眺めていると、ちょっと楽しくお料理や洗い物ができます♪これからの方はぜひ、自分の『好き』をRoomClipでいっぱい見つけて、大好きなキッチンにしていってくださいね。」
まとめ: キッチンには、メリハリとトキメキを

qooさんの空間づくりは、キッチンにおいても『シンプルモノトーン』が徹底されています。
また『お気に入りを見える場所に』というのも、家事をするキッチンという場所では大切だなと感じます。それがあるだけで、なんとなく心持ちが変わるし、気持ちが前を向くきっかけにもなってくれるのではないでしょうか。観葉植物や雑貨に限らず、キッチンアイテムや調味料入れで好きなデザインを取り入れるのも良いかもしれません。メリハリとトキメキを備えたキッチンでなら、きっと家事の効率もあがるはず。ぜひ、今回教えていただいたアイデアとアドバイスを参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部