
RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、空間の開放感とインテリアの落ち着いた雰囲気の調和が心地良いmmmaさん宅から、素敵なキッチンとそのこだわりをご紹介します。
中古マンションを購入して、コの字キッチンをシンプルなキッチンにリフォームしました。その後、子ども部屋をつくるため、和室を洋室にして、リビングを広くしました。できる範囲で、快適に気持ちよく過ごせるマイホームを目指しています!思っていた以上に希望が通るものです!大工さんって凄い。
観葉植物が映える、落ち着いた空間
mmmaさん宅のキッチンは、シックで大人な佇まいです。なんと言っても、ダークカラーでシンプルにまとめ上げているのが印象的。まずは、空間づくりで大切にしたことや意識したことから教えていただきました。
mmmaさん「シンプルで統一感があり、家族が使いやすく、収納はわかりやすい。そんな空間を思い描いて、キッチンリフォームをしました。選んだのは、Panasonicラクシーナのシンプルなブラウンキッチンです。冷蔵庫も合わせてブラウンに。他の家電は黒で統一して、観葉植物のグリーンが映える空間に仕上げました。」
■採光と見通しに恵まれた対面スタイル

間取り図を拝見すると、キッチンに立ったとき、正面にはバルコニーに面した大開口があることが分かります。同じく左手、ダイニング側にも開口が続いているから、この上なくたっぷりと自然光が入るし、見通しもよく開放的。こうした条件も『観葉植物が映える』秘訣だと感じました。ここからは、mmmaさんのとっておきのお気に入りポイントをお伺いしながら、キッチンを効率よくシンプルに保つ工夫に注目していきます。
■キーワード1 ダークカラー基調だけど、暗すぎない


「ブラウンのキッチンと黒い家電と、ダークカラーでそろえているため『暗くなってしまうかな……』と思いましたが、南東の角部屋ならではの採光の良さがその懸念を払しょくしてくれました。陽射しがよく入るから、観葉植物たちもよく育ちます。ちなみに、キッチン用品や調味料などは、すべて引き出しにしまっているんです。出したままだと、ほこりや油汚れが気になるし、その分、掃除の手間も増えるから。きれいとすっきりを保てると、植物たちの瑞々しさも際立つように感じられます。」
■キーワード2 引き出しの中は、一目瞭然スタイルで使いやすく


「すべて引き出しにしまっていますが、そこでは家族がものを探したり取り出したりしても、ぐちゃぐちゃにならない工夫を大切にしました。引き出しを開ければこの通り、ひと目で必要な物がすぐに見つかるような収納を心がけています。食器やカトラリー類は、白やシルバー、ガラス製でそろえることも意識しています。私以外の家族が使うときも困らないから、また元に戻してくれるだろうという期待も込めた収納です。」
■キーワード3 適度に予備があるから、洗い物に追われない


「なるべく物を増やしたくないのですが、食器洗いが間に合わないときがあります。そこで、お茶碗や汁椀、お皿といった毎日使う食器は2セットずつ用意しているんです。同じ理由で、フライパンもここに入る分だけ増やしてしまいました。お皿は、食器棚に奥までしっかりフィットするオーバル型が好みです。オーバルだと盛り付けも映えるような気がします。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

「キッチンにいる時間が長いので、自分好みのカラーで、癒される空間にできたらと思いました。食器も収納も思い付きで購入せず、昔より慎重にサイズをしっかり測って購入しています。なかなか時間が取れませんが、家具のお店や雑貨店、カフェなど、参考になる場所に何気なく目を向けると自分の好きが見つかる気がします!」
まとめ: 開放的でノイズレスなキッチンの保ち方

mmmaさんのキッチンは、すっきりシンプルです。よく聞くフレーズかもしれません。
大切なのは、家族みんなが納得する使いやすさだと感じます。分かりやすいから、見つけやすい。見つけやすいから、戻しやすい。こうした仕組みをひとつでも見つけることができれば、無駄がなく清潔で、雑多なノイズのない開放的なキッチンに一歩近づくはずです。ぜひ、今回教えていただいたコーディネートのこだわりや、収納の工夫を参考にしてみてください。
執筆:RoomClip mag 編集部