暮らしをより豊かにするために、「捨て活」を始める方が増えています。不要なものを処分することで、大切なものへの気付きにもつながりますよ。
どんな捨て活をしてるの?
「捨て活」と言われても、何からどんな風に始めればいいのか分からないという方に、ユーザーさんの捨て活の様子をご紹介したいと思います。ただ捨てるだけでなく、自分にとって必要なものが何かを見直せたり、捨てることで快適な暮らしが手に入ったりと、その効果もぜひ参考にしてみてくださいね。
■溜まりがちな書類の整理
kikiさんは、日々溜まってしまいがちな書類の整理を実践されていました。まずは、必要書類だけを残して、その中から、よく使うもの、処理に時間がかかりそうなものなどに分ける作業を行ったそうです。ボックスで分類して、分かりやすく整理されているのも参考になります。
■衣類はウエスにして最後まで使い切る

サイズアウトしたTシャツなどは、カットして、ウエスとして使ってから捨てているというsacchiさん。無印良品のウェットティッシュケースにセットして、使いやすくする工夫も教えてくださいました。油やソースなどを拭く際にも使いやすいうえ、再利用することで捨てづらさも軽減されると教えてくださいましたよ。
■手放して居心地の良さを手に入れる

rikkyさんが手放したものは、なんとダイニングテーブル。家具を減らして、リビングダイニングをリビングとして広々と活用しているんだそうです。他のアイテムも本当に必要なものだけに絞ったことで、すっきりと余裕のある空間になったんだとか。お掃除もしやすくなりいいことだらけの捨て活になったそうですよ。
別の形にしてスマートに残す
捨てるだけが捨て活ではありません。データ化やメディアの変換など、さまざまなサービスなどを活用して、スマートに持ち方を変えるという方法も。
■取扱説明書はQRコード化

取扱説明書を捨て活して、QRコード管理に変更したというadamoさん。アプリを使ってWEBの取扱説明書をQRコード化し、それをラベルにして、家電などに直接貼って管理しているんだそうです。確認したいときに、探す手間なくすぐに見ることができて、使いやすさまでアップグレードされる方法です。
■お子さんの作品は写真にして

捨てるのを迷ってしまう、お子さんの作品。izuさんは、写真に残して処分するという方法を取り入れていました。捨てずにいつまでも残しておきたいものではありますが、収納場所の確保もネックになりがちです。このようにアルバムにしておけば、思い出をいつでも見返すことができるのもいいですね。
■古いタイプのメディアを統一

sumikoさんは、miniDVテープをDVD化させる捨て活を実践していました。映像は残しておきたくても、メディアがばらばらだとかさばってしまいますよね。すべてDVDにしてファイルへ収納することで、収納場所もコンパクトになります。再生する際に、専用機器の準備がいらなくなるのもメリットです。
捨てるときの心掛け
最後は、「捨て活をするときに心掛けていること」をご紹介したいと思います。「捨てる」ことだけでなく、「新しく買う」ということにも、素敵な影響を与える心構えばかりです。
■お子さんのものは本人の意思を尊重

どんどん増えるおもちゃの見直しとして、usan.22さんは、お子さんと一緒に捨て活をしているんだそうです。いるかいらないかを本人が考えて整理することで、おもちゃを大切にし、無駄に増やしすぎないという意識をもってもらうことにもつながりますよね。物を自分で管理する大切さも感じてもらうことができそうです。
■捨てるタイミングをルール化する

makoさんの洋服の捨て活では、2年着ないものをポイントにしているんだそうです。他にも、お気に入りは何年でも着続ける、捨てたあとだけ新しい洋服を買うという、捨てるだけではない洋服への愛情を感じる心掛けです。捨て活をとおして、本当に好きなものを選ぶ目も育てることができそうですね。
■捨てるか迷ったときは、誰かのために

marsanさんは、着なくなった洋服がワクチンになるという「古着DEワクチン」という方法を取り入れたんだそうです。処分するか迷う洋服も、気持ちよく捨てることができたと紹介してくだいました。洋服をごみにしてしまうのには抵抗があって捨て活が進まないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
■捨て活ノートに残して見える化

「すてかつノート」を作って、処分したものを見える化しているkaerunoameriさん。何を捨てたかをしっかり残しておくことで、今持っているものの存在自体をしっかり意識できるようにしているんだとか。何を捨てたのかという記録を残すことで、無駄買いを防ぐきっかけにもなっているそうです。
ものを最後まで活用することや、本当に必要なものだけを迎え入れる意識などが育つのも捨て活の魅力ですね。お部屋が整い空間を広く使えるようになるのもポイントです。持ち物の見直しをしつつ「捨て活」にチャレンジしてみませんか?
執筆:Hirari