今夏の移籍市場が始まり、すでに10日ほどが経過した。ベルギー代表FWエデン・アザールのレアル・マドリード移籍など、いくつかのビッグディールも成立している。

アルフレズ・フィンボガソン
クラブ:アウクスブルク
獲得を勧めたいクラブ:ニューカッスル
ブンデスリーガをあまり見ない人たちから過小評価されているのがフィンボガソンだ。強さと機動力を兼ね備え、結果も残している。ここ最近はケガがちで、今シーズンはリーグ戦18試合の出場にとどまったが、それでも10ゴールを記録した。ラファエル・ベニテス監督が退任し、サロモン・ロンドンを引き抜くようなことがあれば、フィンボガソンは最適な後釜となれるだろう。

ニクラス・フュルクルク
クラブ:ハノーファー
獲得を勧めたいクラブ:ブライトン・アンド・ホーブアルビオン
2017/2018シーズンは14ゴールを挙げたフュルクルク。しかし、2018/2019はヒザの軟骨を痛めて、シーズン終盤まで復帰することができなかった。そんな彼は新シーズンからベルダー・ブレーメンに復帰する。ただ、ブレーメンにはストライカーとしての地位を築いた日本代表FW大迫勇也がいる。
そんな難しい立場にあるフュルクルクの獲得を勧めたいのがブライトン。なんとかプレミアリーグ残留を勝ち取ったが、得点力不足は深刻。ボックス内でしっかりと仕事のできるストライカーが必要だ。

ケビン・フォクト
クラブ:ホッフェンハイム
獲得を勧めたいクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
2016年からホッフェンハイムでプレーするフォクトは、ブンデスリーガでの出場試合数200超えと、経験十分のCBだ。彼の武器は高いビルドアップ能力。チームの組み立てに大きな安定感をもたらしている。
フォクトの獲得を勧めたいのはユナイテッド。スウェーデン代表DFビクトル・リンデロフとコンビを組めば、攻撃時にも大きな貢献を果たしてくれるだろう。

ブラディミール・ダリダ
クラブ:ヘルタ・ベルリン
獲得を勧めたいクラブ:クリスタル・パレス
ニューカッスル・ユナイテッドからイングランド人MFシーン・ロングスタッフの獲得を目指しているユナイテッド。ただ、ニューカッスルは移籍金に強気の値段設定をしており、移籍金が高騰する可能性や、移籍が難航する可能性もあるだろう。
そこでお勧めしたいのがダリダ。今シーズンは長期に渡って負傷に悩まされたが、彼が実力者であることに変わりはない。スペイン代表MFアンデル・エレーラが去った今、ダリダの運動量はユナイテッドに安定感を与えるだろう。前にでることを厭わない姿勢もプラスに働くはずだ。