ローマは、バイエルン・ミュンヘンを契約満了により退団したドイツ代表DFジェローム・ボアテングの獲得に動いているようだ。6日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在32歳のボアテングは、2011年夏にマンチェスター・シティからバイエルンへ加入。守備陣における主力としてこれまで9度のブンデスリーガ制覇、5度にわたるDFBポカール優勝、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献。2020/21シーズンも公式戦37試合に先発出場しブンデスリーガのタイトル獲得を成し遂げたが、バイエルンは同選手との契約を更新しないことを発表していた。

 ボアテングの去就を巡っては、先月にラツィオとローマが獲得候補にリストアップしていると伝えられていた。その中、同選手の代理人がローマのチアゴ・ピントGM(ゼネラルマネージャー)へコンタクトをとったようだ。

 一方、ローマはイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラがEURO2020準々決勝・ベルギー戦でアキレス腱を断裂。

サイドバックの主力であるスピナッツォーラはおよそ半年間にわたり戦列を離れるものとみられ、クラブ首脳陣は代役の確保に着手しているという。

 また、ローマはスピナッツォーラの代役候補として、チェルシーのスペイン代表DFマルコス・アロンソ、フィオレンティーナのイタリア代表DFクリスティアーノ・ビラーギ、アタランタのドイツ代表DFロビン・ゴセンスをリストアップ。その中、センターバックを本職とするボアテングの獲得に本腰を入れているようだ。

 なお、ローマはパウロ・フォンセカ前監督の後任として、ジョゼ・モウリーニョ氏を招へい。モウリーニョ氏はマンチェスター・ユナイテッドを率いていた時もボアテングの獲得を試みていた。