サッカーはオンデマンド配信の発展に伴い、これまでスタジアムかテレビでしか観戦できなかった時代から、スマホ1つで気軽に視聴できるようになった。もちろんJリーグだけでなく、海外サッカーにもそれは当てはまる。
従来に比べてより多くかつより深くサッカーを楽しめるようになった今日、日本人は一体どの海外クラブを応援しているのか。2020年に発表された調査レポートをもとに、日本人が応援している欧州サッカークラブトップ5をご紹介したい。

5位:マンチェスター・ユナイテッド
いつの時代においてもプレミアリーグやチャンピオンズリーグで自身の実力を証明し、長い歴史の経過とともにそのプレゼンスを高めてきたマンチェスター・ユナイテッド。各年代別に幅広く愛されるクラブと言えるだろう。またライアン・ギグス(1990-2014)、デビット・ベッカム(1992-2003)、そしてクリスティアーノ・ロナウド(2021-)といった選手のプレーに心を掴まれた人も少なくないと思われる。

4位:アーセナル
同じくプレミアリーグのアーセナルもトップ5入り。かつて名古屋グランパスを率いたこともあるアーセン・ベンゲル監督(1996-2018)が長期政権を築いたことや、現在冨安健洋(2021-)がチームの主力として牽引していることもあり、これまで長らく日本人に親しまれているクラブの1つとなった。後は実力が人気に追いつくことを待つのみである。

3位:マンチェスター・シティ
各国の実力者が揃うプレミアリーグの中でも、一際精錬されたチームとして挙げられるマンチェスター・シティ。中等の資本を受け近年でも稀に見る急成長を遂げたクラブだが、怒涛のペースでタイトルを総ナメにする姿も潔さがあり魅力的にも伺える。またシティを率いるペップことジョゼップ・グアルディオラ監督(2016-)の哲学に惚れ込んだ人も多く存在している。

2位:バルセロナ
トップ5で唯一のスペイン勢。ラ・リーガの名門バルセロナ。毎シーズン永遠のライバルであるレアル・マドリードとの優勝争いを繰り広げている強豪だ。かつてリオネル・メッシ(2004-2021、現パリ・サンジェルマン)やロナウジーニョ(2003-2008)など稀代のスター選手が所属し、魅惑的なプレーにに陶酔した日本人はかなり多い。

1位:リバプール
日本人が最も応援している欧州クラブは、リバプールのようだ。常にプレミアリーグでは上位争いを繰り広げているが、チャンピオンズリーグでの戦いぶりにも感銘を受ける。また近年ではボルシア・ドルトムント時代に香川真司を育てたユルゲン・クロップ監督(2015-)や、南野拓実(2020-)の加入などもあり、日本との関係性も少なくない。