欧州サッカー各リーグの2021/22シーズンが終了した。シーズン最終試合となったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝(5月28日)では、リバプール(イングランド)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦し、マドリードがFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールにより1-0で勝利した。
リバプールのFW南野拓実は出場はならなかったものの、同CL決勝戦でベンチ入りした。ところで欧州でプレーする日本人選手は増加の一途をたどっており、把握するのが難しくなるほどだ。
ここでは欧州でプレーする主な日本人選手の2021/22シーズンの成績を、各リーグ戦の順位順にまとめてみよう。なお、出場記録は現所属クラブにおける公式戦の合計である。

プレミアリーグ(イングランド1部)2021/22
リバプール:2位
- FW南野拓実:24試合出場10得点1アシスト
アーセナル:5位
- DF冨安健洋:22試合出場1アシスト

ラ・リーガ(スペイン1部)2021/22
マヨルカ:16位
- MF久保建英:31試合出場2得点2アシスト

セリエA(イタリア1部)2021/22
サンプドリア:15位
- DF吉田麻也:26試合出場2得点3アシスト

ブンデスリーガ(ドイツ1部)2021/22
ウニオン・ベルリン:5位
- MF原口元気:42試合出場2得点6アシスト
- MF遠藤渓太:4試合出場
アイントラハト・フランクフルト:11位
VfLボーフム:13位
- FW浅野拓磨:31試合出場3得点4アシスト

シュトゥットガルト:15位
- MF遠藤航:34試合出場4得点2アシスト
- DF伊藤洋輝:31試合出場1得点1アシスト
なお来2022/23シーズンに向けて、DFチェイス・アンリが加入内定している。
アルミニア・ビーレフェルト:17位
- MF奥川雅也:35試合出場9得点2アシスト

リーグ・アン(フランス1部)2021/22
ストラスブール:6位
- GK川島永嗣:2試合出場

プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)2021/22
ジル・ヴィセンテ:5位
- MF藤本寛也:35試合出場3得点2アシスト
サンタ・クララ:7位
- MF守田英正:38試合出場2得点1アシスト
- FW田川亨介:12試合出場5得点
エストリル・プライア:9位
- FW食野亮太郎:11試合出場1得点
ポルティモネンセ:13位
- FW中島翔哉:25試合出場2得点2アシスト
- GK中村航輔:3試合出場
- FW川﨑修平:出場なし

エールディビジ(オランダ1部)2021/22
PSVアイントホーフェン:2位
- MF堂安律:39試合出場11得点3アシスト
AZアルクマール:5位
- DF菅原由勢:49試合出場1得点6アシスト
ユトレヒト:7位
- MF前田直輝:1試合出場
PECズヴォレ:18位
- DF中山雄太:32試合出場2得点3アシスト
- DFファン・ウェルメスケルケン・際:7試合出場

ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)2021/22
ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ:1位
- MF三笘薫:29試合出場8得点3アシスト
- DF町田浩樹:11試合出場1アシスト
ロイヤル・アントワープ:4位
- MF三好康児:30試合出場3得点3アシスト
シャルルロワ:6位
- MF森岡亮太:37試合出場4得点14アシスト
KRCヘンク:8位
- FW伊東純也:49試合出場8得点19アシスト

シント=トロイデンVV:9位
- MF香川真司:6試合出場1アシスト
- GKシュミット・ダニエル:31試合出場
- DF橋岡大樹:31試合出場4アシスト
- FW林大地:26試合出場7得点1アシスト
- FW原大智:29試合出場8得点2アシスト
- DF松原后:7試合出場
KVオーステンデ:12位
- MF坂元達裕:12試合出場1アシスト
KVコルトレイク:13位
- DF渡辺剛:7試合出場

オーストリア・ブンデスリーガ(オーストリア1部)2021/22
SKラピード・ウィーン:5位
- FW北川航也:26試合出場1得点1アシスト
LASKリンツ:8位
- FW中村敬斗:37試合出場12得点1アシスト

スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)2021/22
セルティック:1位
- FW古橋亨梧:33試合出場20得点2アシスト
- FW前田大然:22試合出場8得点5アシスト
- MF旗手怜央:21試合出場4得点2アシスト
- MF井手口陽介:6試合出場

スーパーリーグ(スイス1部)2021/22
グラスホッパー:8位
- MF川辺駿:35試合出場7得点2アシスト
- DF瀬古歩夢:13試合出場
ローザンヌ:9位
- MF鈴木冬一:25試合出場2アシスト

2. ブンデスリーガ(ドイツ2部)2021/22
シャルケ:1位
- DF板倉滉:32試合出場4得点
フォルトゥナ・デュッセルドルフ:10位
- MF田中碧:30試合出場1得点1アシスト
- MFアペルカンプ真大:27試合出場3得点
- DF内野貴史:2試合出場
ハノーファー:11位
- DF室屋成:30試合出場3アシスト
なお来2022/23シーズン、FW伊藤達哉が所属するマクデブルクが2部に昇格する。伊藤はシント=トロイデンからの期限付き移籍で加入していたが、契約延長が発表されている。

リーグ・ドゥ(フランス2部)2021/22
トゥールーズ:1位
- FWオナイウ阿道:43試合出場12得点3アシスト
ニーム・オリンピック:9位
- DF植田直通:31試合出場

ラ・リーガ2(スペイン2部)2021/22
カルタヘナ:9位
- FW岡崎慎司:34試合出場2得点
レガネス:12位
- MF柴崎岳:33試合出場3得点1アシスト
ご覧の通りほとんどの日本人選手が出場機会を掴んでおり、多くにとって実りのある2021/22シーズンとなったのではないだろうか。