アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋は契約延長の可能性が報じられている一方、バイエルン・ミュンヘン移籍も噂されている。そのバイエルンには韓国代表DFキム・ミンジェが今季から在籍しているだけに、冨安の移籍報道は韓国国内でも注目を集めているようだ。
冨安はアビスパ福岡、シント=トロイデンVV、ボローニャを経て、2021/22シーズンからアーセナルでプレー。今季は開幕当初は左サイドバックで控えに甘んじていたものの、限られた出場時間の中で好パフォーマンスを発揮。10月のチーム内月間MVPに選出されるなど、ミケル・アルテタ監督や周囲からの評価を高めている。
それだけに英メディア『チームトーク』は、現在2025年6月まで契約を残している冨安とアーセナルが契約延長する可能性を報道。以前から同クラブ幹部の日本代表DFに対する評価は高い。
ただ一方で英メディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、バイエルンが守備陣強化を目指す中、冨安のユーティリティ性を高く評価。来年1月開催のAFCアジアカップに参戦する可能性があるため、今冬獲得の可能性は低いが、バイエルンは今季終了後の冨安獲得も視野に入れているという。
そのバイエルンの守備陣では、今年夏にナポリから加入したキム・ミンジェが今季ここまでブンデスリーガ全試合でスタメン出場。アジア人で唯一バロンドール受賞候補に名を連ねるなど実績はあるが、ミスから失点に絡むシーンもある。
韓国紙『朝鮮日報』は「キム・ミンジェとの日韓コンビ結成か」と見出しをうち、「冨安はセリエA経験者という点で、キム・ミンジェと共通している。センターバック同士でなくても、冨安がサイドバックで出場することにより、キム・ミンジェとともにプレーする可能性もある」と分析している。
ただ韓国では、以前から冨安とキム・ミンジェの比較が盛んだ。