ブレンビーIF所属MF鈴木唯人は、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選のU23日本代表メンバー外である中、先月28日開催のデンマーク1部プレーオフ第5戦(対ノアシェラン)で1ゴール。この試合でMF久保建英擁するレアル・ソシエダをはじめ12クラブが視察に訪れるなど、ステップアップ移籍が期待される中、英メディア『Liverpool.com』が4月30日にMF遠藤航擁するリバプール移籍の可能性を占った。


 デンマーク紙『bold』は先月28日、ノアシェラン戦でソシエダ、トッテナム・ホットスパー、マンチェスター・シティ、リバプール、シュツットガルト、ヴォルフスブルク、ウニオン・ベルリン、ホッフェンハイム、ナント、アヤックス、パルマ、KRCヘンクのスカウト陣が視察に訪れたと報道。

 また、ブレンビーのフットボールディレクターは試合後、同紙のインタビューで「前提として、我々は鈴木を引き留めたいと考えている。ただ、フットボールの世界に絶対はない。彼には次のステップに進む前に、出来る限り長くここでプレーしてほしい」とコメント。2027年6月まで契約を残している鈴木の慰留に努める方針を明かした一方、退団の可能性も排除しなかった。

 すると『Liverpool.com』が『bold』の報道内容に反応。
「現時点で鈴木はリバプールでプレーする準備ができていないかもしれないが、彼は有望株だ」と同選手の獲得に前向きな見解を示すと、「争奪戦を繰り広げるならば、遠藤航が鈴木にリバプール移籍を説得するよう、クラブは促すべきだ」と期待を寄せた。

 パリ五輪本大会出場が厳しいと一部で報じられている鈴木。デンマーク1部上位6クラブによる優勝プレーオフで、ここまで全5試合スタメン出場で3ゴール4アシストをマークするなど、鮮烈なパフォーマンスを発揮し続けているだけに、リバプールをはじめ他クラブの動向次第では五輪の舞台でプレーしない可能性も考えられる。