クロアチア1部ディナモ・ザグレブを期限付き移籍期間満了により退団したMF金子拓郎は、北海道コンサドーレ札幌からベルギー1部KVコルトレイクへの完全移籍がほぼ確実に。コルトレイクで金子、日本代表DF藤井陽也を含めて3人の日本人選手がプレーするかもしれない。


 金子の去就を巡っては、札幌の三上大勝代表取締役GMが今月4日放送の「コンサ三上GMのGreatVictory!」(らむれす:三角山放送局)に出演した際、札幌からの完全移籍を前提に交渉していることを明言。欧州クラブからのオファーも明かすと、翌日に日本国内でコルトレイク移籍の可能性が報じられていた。

 すると、ベルギーメディア『Voetbal』は6日に「コルトレイクは2024/25シーズンも降格争いに巻き込まれることを避けるため、あらゆる手を尽くしたいと考えている。そのため補強を模索している」とした上で、「コルトレイクは金子を獲得した。昨年夏にも、ベルギー国内クラブから関心を寄せられた選手だ」とリポート。その上で「コルトレイクは金子の他にも、日本人選手を獲得しようとしている」と綴っているが、獲得に動いている選手名は明らかにしていない。

 コルトレイクは2023/24シーズンのベルギー1部リーグを15位で終えたが、藤井の活躍もあり下位4クラブによるプレーオフで14位に浮上。ロンメルSKとの入れ替え戦を2試合合計5-2で制し、かろうじて残留を決めると、先月13日に藤井の完全獲得を公式発表している。

 なお、元横浜F・マリノス所属のDF角田涼太朗は、先月末でイングランド2部カーディフからコルトレイクへの期限付き移籍期間が満了。同選手は長期離脱中であり、カーディフ復帰の可能性があるという。
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