川崎フロンターレOBの鄭大世氏は、日本時間5月3日深夜に開催されたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝の川崎対アル・アハリ(サウジアラビア1部)を、インターネット動画配信サービス『DAZN』で解説。FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)に関する一部コメントが注目を集めているが、試合後のSNS投稿にも批判が相次いでいる。


 鄭大世氏は決勝戦の前半20分ごろに「ロナウドも絶賛してましたね。ロナウドのインタビューも清々しくて良かったですね」とコメント。一部YouTubeチャンネルでは、ロナウドが準決勝後、日本代表DF高井幸大とDF佐々木旭のプレーに言及し、両選手の能力を高く評価したと伝えているが、周囲では偽情報である可能性が指摘されていた。また、鄭大世氏のコメントのタイミングが佐々木のプレー直後だったこともあり、真偽不明の情報をもとにした可能性が指摘されている。

 川崎に対する否定的な意見を連発したことでも批判を浴びている鄭大世氏だが、4日深夜にXで「もっと川崎にポジティブな意見を言えばよかったと反省してます。優勝を切望しながらも強すぎる相手にもどかしい気持ちからだと思います」と謝罪。「決勝まで上り詰めたのは素晴らしく、あの日のナビスコカップ準優勝の時のように悔しさを糧に制覇する日をを待ち望んでいます」と古巣にエールを送っている。

 しかし、ロナウド関連のコメントに関しては言及せず。視聴者やファン・サポーター等からは、佐々木のプレー直後の発言内容について説明を求める声が上がっているほか、解説者としての活動を休止することを望むコメントも散見されている。

 一方、古巣に対してネガティブな意見を発したことを巡っては、視聴者等の間で賛否含めて様々な意見が噴出。ACLE決勝での解説スタイルを支持する声も上がっているほか、謝罪する必要性に疑問も湧き起っている。いずれにせよ、鄭大世氏にはロナウドの称賛発言の情報源を明かすことが求められそうだ。
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