タイ1部BGパトゥム・ユナイテッドは、同国代表MFジャルンサック・ウォンコーン(セレッソ大阪)、MFエカニット・パンヤ(愛媛FC)など、現在期限付き移籍中の選手の復帰を目指しているという。

 タイメディア『ボールタイ』は5月6日、パトゥムからJリーグクラブへ期限付き移籍中の選手について「日本への移籍は失敗」とリポート。
ウォンコーンはここまでJ1リーグ戦で出番が無く、エカニットもJ2リーグ戦で3試合の出場。DFチャナパット、MFタワットチャイ(いずれも奈良クラブ)もJ3リーグ戦で一度もピッチに立っていない。

 また、パトゥムは日本国内クラブ所属選手の出場機会の少なさを踏まえた上で、「(日本でプレーしている)全選手を呼び戻す準備をしている」とのこと。ウォンコーン、エカニット、チャナパット、タワットチャイだけでなく、MFタナグリット・ラオーカイ、FWティティパット・エグアランポン(いずれもJFLティアモ枚方)らも対象だという。

 ウォンコーンはタイ1部サムットプラーカーン・シティFC在籍時に2桁アシストをマークするなど、石井正忠監督のもとで活躍。当時から清水エスパルス、鹿島アントラーズ、V・ファーレン長崎、モンテディオ山形からの関心がタイ国内で報じられるなど、現地ではJリーグでプレー可能との見方があったが、C大阪では厳しい立場に置かれている。

 エカニットは2023年夏、練習参加を経てタイ1部ムアントン・ユナイテッドから浦和レッズへ移籍。浦和では1年半プレーもレギュラー定着には至らず、2024シーズン終了後に退団。ムアントンからパトゥムへの完全移籍を経て、愛媛FCへ加入も、来日3年目の2025シーズンも決して順調な日々を過ごしているとは言えない状況だ。
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