ベルギー1部ユニオンSG所属DF町田浩樹は、DF渡辺剛(KAAヘント)やDF高井幸大(川崎フロンターレ)らとともに、今夏移籍が期待される日本代表選手のひとりだ。その町田が2024年夏のユニオンSG残留を振り返り、当時の自身の心境を明かしている。


 ベルギー紙『Le soir』で5月9日に掲載されたインタビュー記事によると、町田は「正直な話、2024年の夏は移籍するだろうと思っていたけど、無理だった」とコメント。プレミアリーグやブンデスリーガ所属クラブからの関心があったものの、ステップアップ移籍が実現しなかったことについて「精神的に辛かった」と当時の心境を明かした上で、「2024年の夏に正式オファーは届かなかった」と語ったという。

 町田は2022年1月、鹿島アントラーズからユニオンSGへ移籍。数か月間の負傷離脱を経て、2023年1月からレギュラーに定着すると、2023/24シーズンはベルギー国内カップ戦の優勝に大きく貢献。2024/25シーズンもリーグ戦31試合の出場、UEFAヨーロッパリーグ8試合の出場と、守備陣の中心選手として活躍しているだけに、シーズン途中にはトッテナム・ホットスパーなど複数クラブからの関心が取りざたされている。

 また同選手とユニオンSGの契約期間は2026年6月まで。5月はじめには、エージェント会社を『CAA STELLAR』へ変更しているが、シーズン終盤であるだけにこれが移籍に向けての動きと捉えることも可能だ。

 現在27歳であり、2025年夏がステップアップ移籍のラストチャンスと考えられる町田。現時点で他クラブからの正式オファーは報じられていないが、欧州5大リーグへの挑戦を果たし、2024年のうっ憤を晴らすことはできるのだろうか。
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