KVコルトレイクは5月10日に行われたベルギー1部残留プレーオフ最終節のシント=トロイデンVV(STVV)戦をもって、正式に2部降格が決定。同クラブ所属の日本代表DF藤井陽也とDF角田涼太朗は、2024/25シーズン限りでの退団が決定的だという。


 ベルギーメディア『Het Laatste Nieuws』は最終戦の前日、コルトレイク所属選手の去就を特集。「この夏に、最大20選手を放出する可能性がある」と2部降格による影響を伝えると、角田ら期限付き移籍により加入している8選手について「全員がレンタル元のクラブに復帰する」とリポート。角田は一旦、イングランド2部カーディフ・シティへ復帰するというが、カーディフで2025/26シーズンの構想に含まれるか不透明。他クラブへ再度移籍する可能性も考えられる。

 また、主力センターバックとして活躍した藤井に関しては、2028年6月30日まで契約が残っているものの、「2部でプレーすることへの意欲はない。ベルギー1部でプレーするだけのクオリティーを兼ね備えており、コルトレイクは移籍金収入を得ることになる」と、放出候補である現状を伝えた。

 現在25歳の角田は、2024年1月に横浜F・マリノスからカーディフへ完全移籍すると同時に、カーディフからコルトレイクへ期限付き移籍。海外挑戦から約3カ月後に大腿四頭筋の肉離れ等で長期離脱を余儀なくされると、2023/24シーズン終了後に一度コルトレイクを退団。カーディフでリハビリに励み、カーディフU21の公式戦でのプレーを経て、2025年1月に再びコルトレイクへ期限付き移籍。2月23日のベルギー1部リーグ戦以降、全試合でスタメン出場していた。

 現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋グランパスからコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンの残留プレーオフでの活躍が評価され、6月に完全移籍へ移行。2024/25シーズンは一時手術により戦列を離れていたが、リーグ戦17試合でスタメン出場。
残留プレーオフでは3試合に先発出場も、STVV戦では自らのミスから失点していた。
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