2024シーズン限りで清水エスパルスを退団し、日本代表復帰、FIFAワールドカップ出場を目的に海外移籍したGK権田修一には、ハンガリー1部デブレツェンを2025年夏に退団する可能性が考えられる。

 現在36歳の権田は、2025年3月31日にデブレツェンへの加入が決定。
4月19日のハンガリー1部第28節ザラエゲルセグ戦で新天地デビューを飾ると、その後はリーグ戦3試合つづけてフル出場。ただ4試合で8失点、クリーンシート1試合という結果にくわえて、チームが2部降格の危機に直面していただけに、5月18日のポクシFC戦から2試合続けて出番が無い状況だ。

 権田が控え要員に降格したとみられるなか、チームは5月25日に行われたフェヘールヴァール戦で3-0と勝利。1部残留を決めたが、日本人GKの去就は不透明と考えられる。

 権田とデブレツェンの契約期間は2025年6月まで。静岡朝日テレビの片山真人アナウンサーは先日、権田本人との会話内容を明かしたが、その中で同選手は「デブレツェンへの移籍は、次のステップアップにむけた準備期間」と語っていたとのこと。2024/25シーズン終了後のステップアップ移籍を視野に入れているだけに、オファー次第ではわずか半年でデブレツェンを退団する可能性もありそうだ。

 なお、権田は2024年12月放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、新天地を探すにあたり「日本代表でもう一度ワールドカップに行きたい」などと、海外挑戦決断の理由を語っていた。また2025年3月には、U20日本代表DF小杉啓太擁するスウェーデン1部ユールゴーデンIFのトレーニングに参加していた。

 現時点でデブレツェン退団の可能性は、ハンガリー国内で報じられていない。しかし、直近2試合で出番がない状況を受けて、権田本人はより上位である、プレータイムを確保するチャンスがあるクラブに新天地を求めるかもしれない。
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