日本サッカー協会(JFA)は5月23日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選のオーストラリア戦(6月5日)とインドネシア戦(同10日)に臨むメンバー27名を発表した。すでに3月シリーズで本大会出場を決めていた日本代表。
GK
2023シーズンより鹿島の守護神としてポジションを掴み出場を続けており、今季もここまで全試合に出場している。セーブ総数はリーグトップであり、チームの好調も相まってクリーンシートの数もリーグトップタイと抜群の安定感を誇っている。また、攻撃面でも正確なフィードで貢献するなど武器を持っているのも強みだ。6月シリーズへの招集は叶わなかったが、いつ声がかかっても何ら不思議はない選手と言えよう。
今季の柏は、GK小島亨介やDF原田亘といった新戦力が加わり、さらに期限付きから復帰のDF田中隼人や熊坂の台頭と守備陣は昨季と比べて顔ぶれが大きく変わったが、古賀は見事にこれを統率している。また、両足の正確なパスも売りだ。ビルドアップに安定感をもたらしている点も高く評価されて然るべき。2019年のEAFF E-1サッカー選手権以来、日本代表からは遠ざかっているものの、復帰の時期は近いと言えるのではないだろうか。
魅力は何といっても正確かつ強烈なシュート。今季もそのシュート精度と技術を武器に、早くもJ1での自己最多タイとなる6ゴールを挙げている。もちろん、シュート時のみならずチャンスメイクでもキックの技術は活きることから、タレントの豊富な今の日本代表ならばより質の高さが輝きそうだ。果たしてE-1選手権では初選出が叶うのか、引き続き注目したい選手である。
直近2シーズンはいずれも2桁ゴールを挙げており、今季も18試合すべてに出場して5ゴールをマーク。鹿島期待の新戦力であり昨季J1で2番目に多い21ゴールを挙げたFWレオ・セアラの活躍が目立つ中、鈴木も着実に数字を伸ばしている。また、鈴木の強みはチャンスメイクにもある。今季も鮮やかなスルーパスでゴールを演出するなどアシストもすでに3つ挙げており、周囲を活かす技術にも長けている。Jリーグでの活躍ぶりから、代表入りを願うファンやサポーターも多いのではないだろうか。
6月の2戦に臨むメンバーが注目されたが、国内外から7名が初選出されることとなった。今回招集されたメンバーは以下の通り。
GK
- 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
- 谷晃生(町田ゼルビア)
- 鈴木彩艶(パルマ/イタリア)
- 長友佑都(FC東京)
- 渡辺剛(KAAヘント/ベルギー)
- 町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)
- 瀬古歩夢(グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ/スイス)
- 関根大輝(スタッド・ランス/フランス)
- 鈴木淳之介(湘南ベルマーレ)★初選出
- 高井幸大(川崎フロンターレ)
- 遠藤航(リバプール/イングランド)
- 大橋祐紀(ブラックバーン・ローバーズ/イングランド)
- 鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
- 森下龍矢(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
- 町野修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
- 中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
- 佐野海舟(マインツ05/ドイツ)
- 平河悠(ブリストル・シティ/イングランド)★初選出
- 熊坂光希(柏レイソル)★初選出
- 久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
- 細谷真大(柏レイソル)
- 鈴木唯人(フライブルク/ドイツ)
- 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV/ベルギー)
- 三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)★初選出
- 佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)★初選出
- 俵積田晃太(FC東京)★初選出
- 佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)★初選出

GK早川友基(鹿島アントラーズ)
GKはここまでの最終予選と同様、大迫敬介、谷晃生、鈴木彩艶という言わばお馴染みのメンバーがこの6月シリーズにも名を連ねた。これまでの鈴木の実績のほか、大迫や谷も東京五輪から森保一監督と共闘していることを踏まえれば選出に疑問はない。しかし、国内組には大迫と谷以外にも選択肢があることを忘れてはならない。今季の活躍ぶりからその筆頭格は間違いなく首位鹿島アントラーズを支える守護神GK早川友基だろう。2023シーズンより鹿島の守護神としてポジションを掴み出場を続けており、今季もここまで全試合に出場している。セーブ総数はリーグトップであり、チームの好調も相まってクリーンシートの数もリーグトップタイと抜群の安定感を誇っている。また、攻撃面でも正確なフィードで貢献するなど武器を持っているのも強みだ。6月シリーズへの招集は叶わなかったが、いつ声がかかっても何ら不思議はない選手と言えよう。

DF古賀太陽(柏レイソル)
柏レイソルからは、開幕以降スタメンで出場し続けている大型ボランチのMF熊坂光希が初選出。さらにFW細谷真大も選出され、今回2名が代表に選ばれたが、DF古賀太陽も十分呼ばれるに値する活躍を示している選手ではないだろうか。今季の柏は、GK小島亨介やDF原田亘といった新戦力が加わり、さらに期限付きから復帰のDF田中隼人や熊坂の台頭と守備陣は昨季と比べて顔ぶれが大きく変わったが、古賀は見事にこれを統率している。また、両足の正確なパスも売りだ。ビルドアップに安定感をもたらしている点も高く評価されて然るべき。2019年のEAFF E-1サッカー選手権以来、日本代表からは遠ざかっているものの、復帰の時期は近いと言えるのではないだろうか。

MF渡邊凌磨(浦和レッズ)
中盤は、MF三笘薫(ブライトン)やMF堂安律(フライブルク)などの海外組が招集外となった一方で、ボランチで言えばMF熊坂光希、攻撃的な選手で言えばMF俵積田晃太といった選手が国内組から初選出され大きなサプライズとなった。いずれも国内で注目の若手であることは間違いないが、中堅世代であっても過去にA代表招集歴のない選手ながらJリーグで圧巻の活躍を見せている選手は多くいる。浦和レッズで2シーズン目を迎えたMF渡邊凌磨もその1人だ。魅力は何といっても正確かつ強烈なシュート。今季もそのシュート精度と技術を武器に、早くもJ1での自己最多タイとなる6ゴールを挙げている。もちろん、シュート時のみならずチャンスメイクでもキックの技術は活きることから、タレントの豊富な今の日本代表ならばより質の高さが輝きそうだ。果たしてE-1選手権では初選出が叶うのか、引き続き注目したい選手である。

FW鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
今回、最前線での起用が多い選手としては予選突破に貢献してきたFW上田綺世(フェイエノールト)やFW小川航基(NECナイメヘン)といった選手たちが招集外となり、代わりに昨夏欧州へ渡り加入当初から得点を挙げていたFW大橋祐紀やブンデスリーガで今季二桁ゴールを挙げたFW町野修斗、パリ世代のエースFW細谷真大が選出された。しかし、残念ながら今回も鹿島アントラーズのエースFW鈴木優磨の名はなかった。直近2シーズンはいずれも2桁ゴールを挙げており、今季も18試合すべてに出場して5ゴールをマーク。鹿島期待の新戦力であり昨季J1で2番目に多い21ゴールを挙げたFWレオ・セアラの活躍が目立つ中、鈴木も着実に数字を伸ばしている。また、鈴木の強みはチャンスメイクにもある。今季も鮮やかなスルーパスでゴールを演出するなどアシストもすでに3つ挙げており、周囲を活かす技術にも長けている。Jリーグでの活躍ぶりから、代表入りを願うファンやサポーターも多いのではないだろうか。
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