J1の名古屋グランパスが5月31日に行われたアルビレックス新潟戦に3-0で勝利し、5月を無敗で締めくくった。今月のリーグ戦は3勝3分け。
2023年4月以来となる月間無敗を記録し、チームは明らかな復調気配を漂わせている。

 試合は名古屋の主将MF和泉竜司が後半10分に均衡を破る先制点を奪い、途中出場のMF菊地泰智とFW山岸祐也もそれぞれ今2025シーズン初ゴールをマーク。ベンチ外だったFWマテウスの不在を感じさせない内容で2連勝を飾った。

 そんな中、この試合でサポーターから注目を集めたのは2試合連続スタメンとなった名古屋のエースFWキャスパー・ユンカーだった。しかし同選手は、新潟の守備に苦しみ前半だけで途中交代。

 ユンカーは27分には右サイドからのクロスに反応するもDFジェイソン・ゲリアに先に触られ、36分のシュートは枠外。前半終了間際にもヘディングでゴールを狙ったが得点には至らなかった。決定的な場面もあっただけに名古屋のサポーターからは、ユンカーのコンディションを心配する声とともに、ゴールへの強い期待とプレーへの不満が寄せられている。

 「(交代に対して)ユンカーは怪我じゃなきゃいいいんだけど」「ユンカー背負って何かができるタイプでも無いし、基本はボックス内で足振れるかどうか、な選手だけど、その割にラインブレイクの動きがあんま無いんだよね」「今のユンカーって足元で貰っても相手を剥がせないからね」「ユンカー決めてほしいな。ごっつぁんでも何でも良いから決めてくれたら吹っ切れるんじゃないかな」

 この新潟戦でゴールを挙げた山岸や、途中出場で前線を活性化させた菊地、そしてベテランとして存在感を示す永井らが5月に結果を残した中、ユンカーは未だ得点という形での貢献が見られていない。サポーターから次はユンカーだという声が強まっており、エースの一撃が待ち望まれている。
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