浦和レッズは6月1日に行われた明治安田J1リーグ第19節の横浜FC戦を終えた後、FIFAクラブワールドカップ開催地のアメリカに向けて出発。世界最高峰での戦いを間近に控えるなか、クラブW杯を現地観戦するサポーターへの限定配布グッズが高額な値段で出品されている。


 鹿島アントラーズの経営権を有するフリマアプリ『メルカリ』では1日、「浦和レッズ cwc urawa boysスカーフ 現地応援者限定品マフラー」として、赤を基調とし、「URAWA WORLD」という文字や航空機が描かれたマフラータオルが新品、未使用として出品。2万円と高額だが、この出品ページはスクリーンショットによりネット上で拡散。横浜FC戦後に埼玉スタジアムで浦和のサポーター団体が配布した非売品のグッズとみられるだけに、浦和サポーター等からは出品行為に対する批判が相次いでいる。

 浦和はクラブW杯のグループステージでリーベル・プレート、インテル、モンテレイと対戦。初戦(対リーベル)と第2戦(対インテル)はシアトルのルーメン・フィールドで、第3戦(対モンテレイ)はパサデナのローズボウルで開催されるが、いずれも約5,000人の浦和サポーターがスタジアムに詰めかける模様。現地観戦可能な人数が限られているだけに、現地観戦が叶わず、非売品グッズを受け取れなかったサポーターが不満をあらわにすることに、理解を示す声も上がっている。

 一方、クラブはキーホルダーやタオルマフラーなど、クラブW杯グッズを埼玉スタジアムやオンラインなどで販売。しかし、2日午前の時点でほとんどのグッズが完売となったほか、フリマアプリでの転売行為が多数発生している。

 クラブW杯での好勝負を期待する声が相次ぐ一方で、グッズの転売行為が後を絶たない現状に、ファン・サポーター等は複雑な思いを抱いているはずだ。
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