オランダ1部エールディビジも2024/25シーズン終了とともに、選手の移籍市場に関する報道が活発化している。そんな中、6月2日にオランダメディア『Voetbal International』は、「フェイエノールト所属の日本代表FW上田綺世にプレミアリーグのクラブが関心を寄せている」と報じた。


 この報道を受け、フェイエノールトのサポーターに親しまれているオランダメディア『FR-Fans.nl』上では、上田の移籍噂に対して様々な意見が寄せられた。

 上田はフェイエノールト移籍前のベルギー1部サークル・ブルッヘ在籍時(2022-2023)には、カウンター中心の戦術だったからこそゴールを量産できたのではないかとの分析や上田の性格や得点力は評価しつつも、身体的な当たりの弱さを課題に挙げ、「フィジカルが足りない」と評する声も出ている。

 また、上田の2シーズンの在籍期間を踏まえ、いまさら「成功するか?」や結果が十分でないことから「出ていくならそれでもいい」とするファンも少なくない。

 さらに「チャンスも時間ももらったが、完全に失敗した。売るべきだ」「フェイエノールトのFWとしては不十分だ。活躍してない、それだけだ」と断言する意見も見られた。

 一方でシーズン後半の試合では上田に対してウイングからのクロスが増え、得点に結びつけていたことを理由に、上田の獲得が失敗と決めつけるのは早計だという意見もある。また、ウイングの得点が増えているためにセンターFWの数字が相対的に減っているという分析もあり、短絡的な批判に対する反論も存在する。

 そのほか、クラブのファン・ペルシー監督の戦術や起用法に疑問を呈する声もあり、「アイデアがない」との批判や上田はポテンシャルを秘めており、もっと効果的に使えば優れたストライカーになれるという主張も出ている。

 また一部では、上田の怪我の影響を考慮しつつも、来2025/26シーズンはフル稼働で得点を量産できると期待するファンもいる。フェイエノールトの攻撃陣に対しては、個人プレーに走るウイングの存在が問題だとする指摘もあり、上田にスルーパスを通せる新戦力の獲得を求める声もあった。
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