サントス所属のブラジル代表FWネイマールに、FIFAクラブワールドカップ参戦クラブへ移籍する可能性が浮上。浦和レッズも獲得オファーを提示したとみられる一方、サントスは同選手との間で問題を抱えているという。


 サントスとの契約期間が2025年6月30日までであるネイマールの去就を巡っては、海外メディア『Jornal O Globo』が6月3日、MF本田圭佑の古巣であるメキシコ1部パチューカとクラブW杯開催期間限定の短期契約を結ぶ可能性を報道。これによると、パチューカはすでに選手サイドに接触しているとのことで、クラブはブラジル代表FWの獲得をマーケティング面でも魅力的だと考えているという。

 また、『DIARIO RECORD』は「ネイマールはクラブW杯出場32クラブ中31クラブからのオファーを受け取っている」と報道。オファーを提示した31クラブの中に、浦和が含まれている可能性は十分考えられる。ただ報道内容が事実だとしても、欧州含めた海外クラブとの争奪戦を制する可能性は不透明とみられる。

 一方、ブラジル『UOL』が6月3日に伝えたところによると、サントスはネイマールとの契約延長を望んでいるものの、肖像権の権利料8500万レアル(約28億円)が未払い状態。7月31日までである支払い期限の延長にむけて選手サイドと交渉しているという。

 ネイマールはバルセロナ、パリ・サンジェルマン(PSG)、サウジアラビア1部アル・ヒラルを経て、2025年1月にサントスへ復帰。6月1日に行われたブラジル1部リーグ戦では、後半30分にクロースボールを右手でゴールマウスに押し込んだことにより、2枚目のイエローカードを貰い退場。現地メディアから批判を浴びた一方、本人はサントスのサポーター等にむけて謝罪している。

 なお『UOL』は、ネイマールとサントスの契約内容の一部も報道。年俸は414万レアル(約1億4,000万円)だという。
クラブW杯参戦クラブの中で、現在と同額の年俸を支払うことが可能なクラブは多いとみられるが、果たして浦和が同選手の獲得に動くことはあるのだろうか。
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