ミランDFテオがサウジ行きを保留…背景には古巣クラブが代理人と接触したから？
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　ミラン（イタリア1部）に所属するフランス代表DFテオ・エルナンデス（27）には今夏退団の可能性が浮上。ポルトガル代表DFジョアン・カンセロやセネガル代表代表DFカリドゥ・クリバリが在籍するアル・ヒラル（サウジアラビア1部）からのオファーが届いているとされている。

　
　しかし、テオは即答でこのオファーに答えることはせず、時間をとって熟考しているとのこと。そして、イタリア『カルチョ・メルカート』によれば、テオがサウジアラビア行きに懐疑的な理由の1つとして最近になってアトレティコ・マドリード（スペイン1部）が代理人と接触したからだという。

　テオ本人はヨーロッパでのプレーを継続したい意思が強く、アトレティコからの正式オファーがあれば前向きに検討する意向を示している模様。アトレティコはミランにアルゼンチン代表DFナウエル・モリーナの譲渡に移籍金という条件をミランに持ちかけているようだ。

　しかし、このオファーはクラブ間合意に達している移籍金3000万ユーロ（約48億9,000万円）＋500万ユーロ（約8億1,000万円）という条件よりも低いという。また、ミランはアトレティコからのオファーに満足しておらず、その後釜を獲得するためにも、フランス代表DFを現金のみで売却したいと考えているようだ。

　アトレティコの下部組織で育ったテオは2017年夏に”禁断の移籍”でレアル・マドリード（スペイン1部）へ移籍すると、2019年夏からミランでプレー。抜群の攻撃力を武器に今季もセリエA33試合で4ゴール3アシストを記録している同選手はミランとの現行契約が来夏に満了となるなかで、来季はどのクラブでプレーするのだろうか。
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