ブラジル2部アトレチコ・ゴイアニエンセ所属のブラジル人MFハルドネイに、Jリーグ移籍の可能性が浮上している模様。トルコ1部ギョズテペSKと争奪戦の繰り広げているとみられ、現在サウサンプトンから期限付き移籍中であるMF松木玖生の去就に影響を与える可能性もあるという。


 現在26歳のハルドネイは、身長184cmで右利きの守備的ミッドフィルダー。ナウチコの下部組織出身であり、2022年7月に同クラブからアトレチコへ完全移籍している。そのアトレチコでは、加入当初こそ出場機会に恵まれなかったものの、チームが2部へ降格して迎えた2023シーズンに、リーグ戦25試合にスタメン出場。加入2年目でレギュラーに定着している。また2025シーズンもブラジル2部リーグ開幕からほぼ全試合でスタメン出場。くわえて4試合でキャプテンマークを巻くなど、中心選手として活躍している。

 しかし、ブラジル『Esporte Goiano』が6月4日に伝えたところによると、ハルドネイは2025年6月をもってアトレチコを契約満了により退団することが決定的に。すでに日本国内クラブからオファーが届いているほか、アトレチコは6月はじめに守備的MFであるフェリペ・カストロの獲得を公式発表している。

 一方で、トルコの移籍市場に精通しているジャーナリストのレサット・ジャン氏によると、ギョズテペSKがハルドネイの獲得に近づいているとのこと。すでに3年契約締結で合意に達した可能性を伝えているだけに、JリーグクラブがギョズテペSKとの争奪戦で後れをとっている可能性が考えられる。

 なお、松木はサウサンプトンからギョズテペSKへ期限付き移籍期間が2025年6月までとなっているが、現時点でギョズテペSK残留の可能性は不透明である模様。4月にはブンデスリーガ所属ホッフェンハイムとアウクスブルクからの関心が報じられている。


 ギョズテペSKは松木が退団するケースを想定して、元FC東京所属選手と同じく中盤を本職とするハルドネイの獲得に動いている可能性も考えられる。ブラジル2部屈指の守備的MF、松木、そしてギョズテペSKやJリーグクラブの動向に注目が集まりそうだ。
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