世界旗艦店「無印良品 銀座」が、銀座・並木通りに4月4日に開業する。同店には、国内初となる「MUJI HOTEL GINZA」、同じく国内初の食堂「MUJI Diner」を併設。
オープンに先駆け2日にプレスプレビューが行われ、内部が公開された。

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館は地下1階から地上10階までの11層からなり、地下1階から6階までが無印良品、MUJI HOTEL GINZAは6階から10階までのフロア構成となる。

“ヒトとつながる”、“マチをつなげる”をコンセプトとした旗艦店最大の特徴は、「環境、売場作り、サービス、接客を通じて無印良品のすべてを体感できる世界旗艦店」(株式会社良品計画 松崎曉社長)であること。物販、ホテル、レストラン、ベーカリー、ラウンジ、バー、本屋など、多角的に人々のくらしに寄り添うものやことを提供し、やがて日本や世界が一つにつながることを目指す。

世界旗艦店「無印良品 銀座」が開業! ホテル、食堂、ベーカリー...内部を徹底レポート
無印良品 銀座 1階には朝7時半からオープンするベーカリーを併設
売場総面積3,981平方メートルと世界最大規模を誇る、地下1階から6階までの無印良品。“素の食”をテーマとした地下1階の国内初となる食堂「MUJI Diner」を始め、ベーカリーやジューススタンド、ブレンドティー工房、青果販売など既存店舗より食品を拡充し展開する1階、ウィメンズ・メンズの衣服や生活雑貨、コスメなどをそろえる2・3階、子ども服や家電、カスタム刺繍工房や「Found MUJI」などのスペースを設ける4階、暮らしをサポートする相談カウンター「MUJI SUPPORT」を設置した5階、ギャラリー「ATELIER MUJI GINZA」内でデザインにまつわる企画展やイベントを開催する6階と、各階で多彩な商品・サービスを提供する。

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6階「ATELIER MUJI GINZA」のポップアップスペース
6階から10階に同時開業する「MUJI HOTEL GINZA」は無印良品のホテルとしては、中国の深圳、北京に続く3ヶ所目。「ATELIER MUJI GINZA」と同じく6階にフロントを設置し、7階から10階で全79の客室を提供。運営はクラスカなどを手掛ける株式会社UDSが行う。

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「MUJI HOTEL GINZA」の6階フロント

「MUJI HOTEL GINZA」のレポートはこちらから。

「無印良品 銀座」では、ベーカリー、お弁当や青果などを扱う1階を中心に、地下1階の日本初の食堂「MUJI Diner」、6階のレストラン「WA」、同じく6階の「ATELIER MUJI GINZA」内「Salon」でお酒やコーヒーを提供するなど、これまでにない“食”に関するサービスが充実している。

次のページではベーカリーや食堂、お弁当やジューススタンドなど「無印良品 銀座」で楽しめる“食”をご紹介。


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「地球の裏側から来た旅人はベッドでぐっすり眠り、1LDKに住む彼らは、ほろ酔いで掃除道具を選ぶ。老舗寿司屋の帰り道の二人がレトルトカレーを買い、朝出社前の彼女は、焼きたてのロールパンを食べる。そんなことが自然に起きる、銀座の無印良品です」

無印良品 銀座のオープニングで配布されるタブロイドにはこう書いてある。よく食べ、よく歩き、よく眠るため、一人ひとりの暮らしに寄り添うような仕組みやサービスが、「MUJI HOTEL GINZA」を含め丸ごと一棟に集約されている。

中でも無印良品が力を入れ、拡大させたのは“食”である。都市生活者にとって、生産現場である畑や農場、漁場は遠い存在となり、本来最も基本的な営みであったはずの食べ物は、単に商品として消費されるものになってきてしまいつつある。ここを訪れたら、食べ物と人との関係を再度見つめなおすきっかけとなり、きっと人々の生活は豊かになっていくだろう。

朝7時半から一日が始まる。銀座の無印良品1階に大集結したおいしいもの!

ベーカリー

1階正面入口すぐのベーカリーは朝7時半からオープン。店の外まで漂う焼きたてパンのいい香り。看板メニューは、毎日職人が焼き上げるロールパン。朝食としてオーガニックコーヒー(アイス/ホット 税込280円)と一緒に併設のカウンター(コンセント完備)でイートインも可能。
他にも、季節の素材を挟んだサンドイッチ、本和香糖を使ったクリームパン、ふわっふわもちもちの食パン、有機栽培の小豆をつかったあんぱんなど、店内で焼き上げたできたてのパンを味わって。

モーニングは、「MUJI passport」で事前注文と支払いをしておけば、時間のない朝でも待たずにコーヒー&パンを受け取ることのできるサービスも(コーヒーとロールパン2個セットで税込380円)。

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ミルキーな練乳たっぷりの「練乳クリームパン」(税込250円)

ジューススタンド
朝10時からは、ジューススタンドも開店。信頼できる生産者から毎朝届く、果物や野菜を素材にしたフレッシュジュース(S/税込350円、M/税込480円)をいただける。牧場直送森林ノ牧場ジャージー牛乳のソフトクリーム(税込380円)もおすすめ。

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無印良品がお弁当をスタート
無印良品の「日替り弁当」(税込750円)は、鶏めしや深川めしなど、昔から親しまれてきた料理を手本に、素材の味を生かしたおすすめの一品を日替りでお弁当に。ちなみに化学調味料不使用。他にも、おにぎり(税込150円)、世界のローカルランチボックス(税込650円)、レトルトカレー×サフランライスのボックス(税込250円)、サラダ(税込500円)、カットフルーツ(税込400円)など、忙しいランチタイム、ちょっとした行楽シーンにぴったりな食事が十分にそろう。

日替わり弁当はお届けサービスも実施。当日朝9時までに5個以上の注文で本サービスを受けられる。地域は中央区、千代田区、一部地域を除く港区内。

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マルシェ
毎日旬が生産者から届くマルシェ。
様々な品種のいちご、日向夏、ブラッドオレンジ、はっさくなどの果物から、菜の花、さといも、パプリカ、マドンナミニトマトといった野菜までが鮮やかに並ぶ。売り場のテイスティング・アドバイザーに、本当の旬や、生産ストーリーなどを聞けば、料理もきっともっとおいしくなるはず。

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ブレンドティー工房
32種類のレシピから、その日の気分で選んだ茶葉をその場でブレンドできるスペース。迷ってしまったら、工房で毎日提供される「本日のブレンド」をテイスティングして好みの味を探ってみて。注文から最短で10分で受け取りが可能。ギフトにもきっと喜ばれるはず。

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お土産缶・おみやげ巾着
人気のチョコがけいちごやあられなど、無印良品のおやつなどを、箱や巾着や缶に詰めてもらえるラッピングサービスも。朝ごはんから東京土産までそろってしまう、さすが世界旗艦店である。

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これらすべてがなんと1階フロアだけに集結している。地下1階から地上10階まである「無印良品 銀座」は奥が深い。

次のページでは、地下1階の無印良品 食堂「MUJI Diner」をご紹介。

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地下1階には、朝から晩まで利用できるレストラン「MUJI Diner」が日本初上陸した。


テーマは、“素の食”。野菜を中心に、魚介や肉、ジビエなどを素材に、朝・昼・夜の定食から一品料理、デザートまでが味わえる。メニューは、シェフ自ら世界各地のキッチンを訪ね、隣で作る姿を見て話を聞き、味わい学んだ知恵とレシピがもとになっている。優しさと愛情の込もった、まるで家庭料理のようなメニューを、家族や仲間みんなでわいわいと、2人でしっぽりと、あるいは1人の時間を満喫しながら味わって。

地下1階の無印良品 食堂「MUJI Diner」
「MUJI Diner」では、無印良品国内初となるフルサービスシステムを導入。客席数はカウンターからボックス席、個室など全118席、もちろん席予約も可能だ。まずエレベーターで地下に下りると、漁港直送の新鮮な魚介たちのガラスショーケースが出迎える。その左手には精肉のショーケースも。生産者の顔が見える食材をモットーに、それら青果・鮮魚・精肉をオープンキッチンで調理し、客席へ提供される。

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レストランの一角には、なんと豆腐工房も併設。宮古島にある石とうふ店直伝レシピで店内で作ったできたての「ゆし豆腐」や「しま豆腐」はそのままキッチンに運ばれ、湯豆腐やうま煮に調理される。豆乳は朝ごはんの豆乳粥に。


朝(7:30~11:00)
“一日の始まりに、体を整える”をテーマにした朝食セットを用意。作りたての豆乳粥、おにぎりと味噌汁、焼きたてのトーストと目玉焼きなど、シンプルで体に優しいメニューをいただける。

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昼(11:00~17:00)

昼食の時間帯のテーマは、“おいしい定食”。毎朝、小田原の漁港から届く鮮魚を日替わり定食に。「MUJI Diner」自慢の、旬の野菜をお腹いっぱい食べられるサラダバー(+400円)も特におすすめ。11時から17時までの営業時間もメニューのバリエーションも、仕事の合間のランチタイム、ショッピングのひと休憩、観光者などあらゆるニーズを叶えるしっかりと健康的な食事メニューをそろえる。

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夜(17:00~22:00)

“みんなで囲む食卓”をテーマにした夜の営業では、一品400円の小皿料理から、季節の焼き物、肉や魚の大皿料理などを味わえる。お一人様には魚の煮付けといった定食も。

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【店舗情報】
無印良品 銀座
オープン日:2019年4月4日
住所:東京都中央区銀座3丁目103番3、4、6、14、15、21、40
フロア構成:地下1階~地上6階

MUJI HOTEL GINZA
オープン日:2019年4月4日
住所:東京都中央区銀座3-3-5
客室構成:全79室
フロア構成:6~10階

レストラン MUJI Diner
フロア:地下1階
座席:118席
営業時間:
朝食 7:30~11:00
昼食 11:00~15:00
夕食 17:00~22:00

レストラン WA
フロア:6階
座席:51席
営業時間:
朝食 7:00~10:00(L.O.9:30)
昼食 11:30~15:30(L.O.15:00)
夕食 17:30~22:30(L.O.22:00)

ATELIER MUJI GINZA
フロア:6階
営業時間:
Gallery 10:00~21:00
Salon 10:00~26:00(L.O.25:30)

【イベント情報】
「変える。 エンツォ・マーリと“栗の木プロジェクト”」展 ―永井敬二コレクションより―
会期:4月4日~7月21日
場所:無印良品 銀座 6階 ATELIER MUJI GINZA Gallery1
時間:10:00~21:00
入場無料

「言葉からはじまるデザイン 栗の木プロジェクト」展
会期:4月4日~6月23日
場所:無印良品 銀座 6階 ATELIER MUJI GINZA Gallery2
時間:10:00~21:00
入場無料
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