ZOZO創業者の前澤友作氏が、新会社「株式会社小さな一歩」を設立したことを自身のSNSで発表した。

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 小さな一歩では、ひとり親に向けた養育費の支払いを保証する「養育費あんしん受取りサービス」を実施。

養育費を受け取れていない人や、受け取れているが支払いが安定しない人、受け取れているが金額が少ない人に適正な金額の養育費を決められた日に受け取れるように支援するという。

 サービスの利用には、わかる範囲の元パートナーの情報をサイト上で入力する必要がある。2人の間に取り決めがある場合は、公正証書など書面の写真を添付して送信することで、申し込みから3日から7日程度で養育費が支払われる。2人の間に取り決めがない場合でも、郵送で送られてくる委任状に捺印し返送することで弁護士が元パートナーへ連絡し、収入などから提案するプランに2人の合意が得られれば公正証書を無償で作成した後に支払いをスタートする。

 養育費の受け取りは毎月と、1年分の一括受け取りの2プランが用意されており、保証料として毎月払いでは毎月の養育費の15%、一括払いでは一年分の養育費の25%のサービス利用料が発生する。なお、いずれのプランも利用者が元パートナーへの連絡や交渉を行う必要は一切ないという。

万が一、元パートナーが滞納した場合は小さな一歩が支払いを継続する。

 前澤氏は、ソフトバンクグループのZホールディングスがZOZOに対し株式公開買い付け(TOB)を実施し、資本業務提携を締結した2019年9月に代表取締役社長を退任。2019年10月に株式会社スタートトゥデイを設立したほか、今年1月にはベーシックインカムの有効性を検証する社会実験を兼ねた総額10億円のプレゼント企画「#前澤お年玉」を開催した。

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