ユナイテッドアローズの新社長に、取締役副社長執行役員の松崎善則第一事業本部本部長が4月1日付で就任する。現社長の竹田光広氏は取締役相談役となる。

なお、竹田氏をはじめ、取締役専務執行役員の藤澤光徳氏と取締役常務執行役員の中井陽子氏は6月に開催される株主総会をもって取締役の退任を予定している。

【画像をもっと見る】

 松崎氏は1998年4月に入社。ユナイテッドアローズ渋谷店で店長を務めた後、販売部や「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」の本部長などを経て2012年に執行役員、2018年には取締役執行役員に就任した。以降は主にトレンドマーケットにおける複数の主力事業の統括責任者としてグループの成長に貢献し、2020年11月には取締役副社長執行役員に昇格した。

 今回の異動について同社は、コロナ禍を乗り越えるための構造改革や、2022年3月期の黒字化に向けての目途が付いたことから判断したと説明。4月1日からは現社長の竹田光広氏が代表権のない相談役となり、松崎氏を中心に同社グループの次世代の成長を牽引する新体制へ移行する。