表参道のファッション複合ビル「ジャイル(GYRE)」内の「GYRE GALLERY」で、展覧会「Life is beautiful:衣・食植・住」が開催される。会期は5月13日から31日まで。
野村と壱岐は原宿の同じ敷地で隣合わせに店を構え、2019年に共著「tasty of life」を出版するなど20年の月日を共に歩んできた。両者は現在、あらゆる生物の循環をもたらす土へと向かい、その循環の一部となれるような技法を編み出そうと探究。今回の展覧会を通じて、土の循環に暮らしが寄り添っていたかつての衣食住から何を受け取り、どのように次世代へ繋いでいくべきかについて考えを深める場を提示するという。
ジャイルのアトリウムでは、奄美大島で古くから受け継がれてきた伝統技法 泥染めの工房を営む「金井工芸・金井志人」と、沖縄やんばる地方で天然の草木染めを手掛けるアーティスト「kitta・橘田優子」による新たなユニット「KITTANAI」のインスタレーションを展開。3階のGYRE GALLERYでは、同展3部作「衣・食植・住」の第1 回目「衣」 として、古来日本において特別な布であった大麻布を今に蘇らせるべく、現代の紡績・製織技術のもと完成させた「麻世妙―majotae」にフォーカスする。