2026年2月28日(土)から3月1日(日)の2日間、国立代々木競技場 第二体育館にて、日本一の座をかけた戦い「JDSF 第7回 全日本ブレイキン選手権」が開催された。
2025年末に福岡県久留米市で行われた世界選手権ではShigekixが優勝、ISSINが準優勝、HIRO10が3位と日本勢が表彰台を独占し、世界的なブレイキン大国としての実力を見せつけた。
2026年後半に日本で開催されるアジア競技大会の選考レースとしての側面も持つ本大会は、会場を埋め尽くした満員の観客と、NHKによる生放送を通じた全国のファンの熱い視線に包まれた。チケットは2月中旬の時点で完売となるなど、パリ五輪から続くブレイキンの熱が感じられる一日であった。
©JDSF本大会は公益社団法⼈⽇本ダンススポーツ連盟(JDSF)が定める国内ポイントランキングの上位者が出場できるもので、今後のアジア競技会や世界選手権に向けても重要な意味を持つ大会である。そのためジャッジの審査基準に関しても5項目に分けて具体的に定められており、スクリーンに映し出される票数によって観客にも勝敗のポイントが分かりやすい形になっている。
国内外様々なバトルイベントがある中で、特に全体を通してのバリエーションの豊富さ、完成度が高い水準で求められる。自身のストロングポイントを最大限生かしつつ、審査基準となる要素をしっかり表現できる構成力もバトルの勝敗を分けるポイントとなった。
ジュニアクルーバトル & スペシャルショーケース
オープン部門のTOP8前には、ジュニアカテゴリのクルーバトル「全日本ジュニアブロック対抗バトル」が開催。ブレイキンならではのクルーバトルの雰囲気が全日本選手権の舞台で繰り広げられており、カルチャーとしての側面が良い形で表現されていた。優勝は「MIDDLE EAST」。表彰の際にはジャッジ3人からそれぞれ個人賞も送られた。
決勝、3位決定戦の前には、日本発のプロダンスリーグ「DLEAGUE」所属のKOSÉ 8ROCKSによるスペシャルショーケース、前日に行われたジュニア部門の入賞者らによるスペシャルサイファーが行われた。
オープンBBOY部門
前日28日に行われたプレセレクション、TOP16のタフな戦いを勝ち抜いた8名が日本一の座をかけて、熱く激しい戦いを繰り広げた。
TOP8初戦から接戦を繰り広げたのは、RA1ON vs Tsukkiの一戦。
こだわりぬかれたトップロックのシルエットに、フレッシュかつスキルフルなムーブで自分の踊りを表現するRA1ON。Tsukkiも持ち前のダイナミックなパワームーブを多彩なバリエーションで繰り出す。お互いに一歩も譲らず、2ラウンド目時点では決着がつかず3ラウンド目までもつれる接戦に。最終ラウンドでも3対2と票が割れるも、僅かな差をつけRA1ONが勝利。
TOP4まで勝ち上がったのはRA1ON、ISSIN、HIRO10、Shigekixの4名。日本国内のみならず世界の舞台でも活躍し続ける彼らが、全日本の舞台でも躍動していた。
準決勝初戦は、ISSIN vs RA1ON。2025年に「Red Bull BC One World Final」を制し、世界の頂点へと駆け上がったISSINは、その勢いを象徴するかのような貫禄のあるムーブを披露する。数々の大舞台で培われた経験から、既知のムーブであっても繋ぎや見せ方を工夫し、常にフレッシュな印象をジャッジに与えた。
対するRA1ONも、音に対する鋭いアプローチと卓越した質感で独自の存在感を放った。しかし圧倒的な攻勢が勝り、全ラウンドを奪ったISSINが決勝へと駒を進めた。
続く準決勝2戦目は、パリオリンピック日本代表同士の激突となったHIRO10 vs Shigekix。互いに難易度の高いパワームーブを完璧にこなしつつ、音へのアプローチでも世界トップクラスの実力を見せつける。両者の気迫がこもったエネルギッシュな踊りに観客は釘付けとなったが、最後まで勢いをきらすことなく踊りきったShigekixが、激戦を制して決勝進出を決めた。
消耗が激しい中で行われた3位決定戦、RA1ON vs HIRO10というカードもまた決勝のような熱量を持った好カードとなった。HIRO10はファーストラウンドから、ドリルからエルボー上げへと繋ぐシグネチャームーブを叩き込み、会場をロック。
これに対し、RA1ONも質の高い1990やヘッドスライドで応戦し、一歩も引かない姿勢を見せた。しかし、最後まで攻撃の手を緩めなかったHIRO10が勢いのままに勝利を掴み、3位入賞を果たした。
決勝の舞台に立ったのは、幾度となく大舞台で顔を合わせてきたライバル同士、ISSIN vs Shigekix。直近の世界選手権決勝でも対戦し、Shigekixが勝利を収めているこのカードは、ISSINにとってはリベンジマッチとなった。先攻のISSINは、シグネチャーのアタックムーブから入り、フレッシュな繋ぎからオリジナルのチェアーエアーを披露。さらに、BC Oneでも見せた頭を抱えながらのダブルエリオを繰り出し、会場のボルテージを最高潮に引き上げる。
対するShigekixも、得意の変形ヘッドスピンからチェアーグライドへと繋ぐ、十八番のパワームーブを披露。
オープンBGIRL部門
今大会のBGIRLカテゴリーは、近年のシーンを象徴するように若手の台頭が顕著に見られるトーナメントとなった。世界大会でも実績を残すYUINAやNanohaなど、まさに日本一の称号を争うにふさわしい精鋭たちが顔を揃えた。
熾烈な予選を勝ち抜き、準決勝へと駒を進めたのは、勢いに乗る若手のHIYO、Mireiと、シーンを牽引し続けるトップランナーのAyumi、Ayaneの4名である。HIYOは2026年1月に開催されたユース大会で3位に入賞した勢いそのままに、本大会でもその存在感を発揮した。また、前年度のジュニア部門王者であるMireiは、次世代のエースとしての期待を背負い、堂々たる戦いぶりを見せた。
準決勝初戦は、HIYO vs Ayumi。先攻にでたHIYOは、エアートラックスをはじめとする高難易度の技に加え、スタイリッシュなアタックムーブで会場の空気を掴む。
これに対し、Ayumiもクリエイティブなフローの数々で応戦し、自身の持ち味を最大限に発揮した説得力のある踊りを披露。ベテランとしての意地と卓越したスキルを見せつけたAyumiがジャッジの票をすべて奪い、3-0のストレート勝利で決勝進出を決めた。
続く第2マッチは、Mirei vs Ayaneの激突となった。互いにパワフルなスタイルを持ち、高め合うような熱いバトルとなった。MireiはBBOY顔負けのハイレベルなパワームーブを披露し、次世代を担うポテンシャルを証明する。
対する昨年度王者のAyaneは、ムーブ一つひとつの完成度の高さに加え、洗練されたフローで応酬。バトル特有のアティチュードを前面に押し出し、余裕のある踊りを見せたAyaneが3-0で勝利を収め、決勝へと駒を進めた。
決勝の前に行われた3位決定戦は、HIYO vs Mireiという、次世代を代表する若手同士のマッチアップとなった。互いに自分らしさを前面に出し、キャラクターの際立ったバトルが繰り広げられた。両者一歩も譲らない展開となったが、2-1の接戦を制したHIYOが、全日本選手権という大舞台で3位入賞の座を掴み取った。
決勝の舞台に立ったのは、日本が世界に誇るトップBGIRL同士、Ayumi vs Ayaneだ。2連覇を狙うAyaneに対し、先攻のAyumiは持ち前のコミカルかつスキルフルなムーブを次々と畳みかけ、独創的なスタイルで攻め立てる。
対してAyaneは決勝の舞台でも勢いを一切落とすことなく、切れ味鋭いムーブを展開した。ファーストラウンドで披露したハローバックフリーズは会場のボルテージを最高潮に引き上げた。
現在のブレイキンシーンには、大小様々な形式の大会が存在する。その中で国立代々木競技場 第二体育館という大きな会場で、超満員の観客やNHKの生放送を通じて多種多様な層の人々にブレイキンを届ける環境があること自体が、カルチャー全体の価値を広げる重要な一助となっていることは間違いない。
次世代を担う若手たちが大人顔負けのスキルと表現力で躍動する姿は、日本のブレイキンシーンの層の厚さを改めて知らしめた。世界トップを走る選手たちの背中を追い、それを超えようとする新たな才能が次々と生まれている現状は、今後のブレイキンの未来が明るいものであることを確信させるものであった。
優勝者コメント
―優勝おめでとうございます。まずは大会を終えた率直な感想を教えてください。
Ayane:本当に自分を出し切れたというか、自分の良さを存分に出した上での結果だと思うので、最高に嬉しい気持ちでいっぱいです。
Shigekix:2日間、内容自体もハードでレベルも高かったですが、ここに挑むと決めてからの準備期間が自分をさらに強くしてくれたと、今日のパフォーマンスを通じて肌で感じることができました。本当に挑戦して良かったです。
―会場は超満員で、NHKでも生放送されました。この注目度の高さについてはどう感じていますか?
Shigekix:2024年のパリオリンピック以降も、こうして全日本を放送していただき、目に触れる機会が増えているからこそ、「ブレイキン最高だな」と一緒に盛り上がってくれる人が全国に増えています。
Ayane:注目してくださる方々のおかげで、私たちも「もっと盛り上げたい」という気持ちがさらに強くなっています。ブレイキンは単なる結果だけではなく、「あの瞬間が良かった」といった他のスポーツにはない「生もの」としての感動があります。それを広めるために、普及活動も全力でやっていきたいです。
―姉弟揃っての2年連続優勝となりました。お互いの存在が刺激になることはありますか?
Ayane:結果的に2連覇という形になりましたが、二人とも「兄弟で獲ろう」と意識するよりは、一戦一戦を大切に戦った結果だと思っています。近くに彼(Shigekix)のような世界トップレベルで戦う仲間がいる環境から、日々の練習で大きな刺激を受けています。彼は人間力も高く、発する言葉のパワーからも学ぶところが多いですね。
Shigekix:この1年、お互いに紆余曲折ある中でプロセスを見てきた者同士、今日という日を迎えられたのは「やってきたことが形になった」という励まされる気持ちです。始めた頃は「一番倒したい相手」としてバチバチにやり合っていましたが、今はある種一周回って、またライバルとして高め合える、良い関係性になれていると思います。
―自分たちのシグネチャームーブ(得意技)について、大会ごとに見せ方を工夫している点はありますか?
Ayane:バトルの相手やその時の気持ちによって、動きは変わります。1から10まで決めるのではなく、その瞬間に感じた感情を上乗せしたパフォーマンスを大事にしています。
Shigekix:全く同じ意見です。強い気持ちや熱い感情は、物理的に技術を上げてくれたり、スタミナを維持させてくれたりします。対戦相手によって「このムーブをぶつけたい」という強い思いが乗ることもある。ポジティブにもネガティブにも、気持ち一つでムーブの質感は変わってくると感じています。
「JDSF 第7回 全日本ブレイキン選手権」開催概要
大会名:JDSF 第7回 全日本ブレイキン選手権
主催:公益財団法人日本ダンススポーツ連盟(JDSF)
共催:NHK
オフィシャルパートナー:株式会社コーセー / 東急不動産ホールディングス株式会社 / 株式会社みずほフィナンシャルグループ / 味の素株式会社
オフィシャルウェアパートナー:NIKE JAPAN
パートナー:西川株式会社 / ENEOS株式会社
オフィシャルサプライヤー:株式会社ファクトリージャパングループ
オフィシャルメディアパートナー:PR TIMES / FINEPLAY
助成:スポーツ振興基金助成事業
日程:
DAY1 2026年2月28日(土)開場10:15 / 開始11:00 / 終了20:00
ジュニアカテゴリー プレセレクション~決勝
オープンカテゴリー プレセレクション~TOP16
DAY2 2026年3月1日(日)開場10:30 / 開始11:00 / 終了18:00
ジュニアカテゴリー 全日本ジュニアブロック対抗バトル
オープンカテゴリー TOP8~決勝
会場:国立代々木競技場 第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)
放送:2026年3月1日(日)午後4時~(午後6時)NHK総合にて生放送・NHK ONEにて同時配信および1週間の見逃し配信
併催イベント:
2月28日(土)全日本ダンススポーツ フリースタイル選手権
3月1日(日)Next Generations Games 2026
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