*21:16JST 欧米QE拡大で円売り縮小の可能性
 英中央銀行は18日、政策金利を0.10%に据え置きとすることを発表したが、債券購入プログラムを1000億ポンド拡大し、7450億ポンドとすることを賛成多数で決定した。報道によると、英中央銀行のベイリー総裁は電話会見で、「マイナス金利やその効果について他国・地域の例を精査しているが複雑な問題だ」と発言したようだ。

 為替相場などに影響を及ぼすとみられている量的緩和策については、米国、日本以外でもオーストラリア、NZ、英国、ユーロ圏などの中央銀行が導入しており、一部の市場関係者は「米ドル相場が大幅に下落する可能性は低下しつつある」と指摘している。ただし、「米ドルの相対的な価値が予見しうる将来においても維持される保証はない」との意見も出ており、米金融政策の今後の行方が改めて注目されそうだ。
《MK》