米国株式市場は反落。ダウ平均は274.30ドル安の38,380.12ドル、ナスダックは31.28ポイント安の15,597.68で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が週末のインタビューで利下げを急がない姿勢を再確認したため早期利下げ期待の後退で売られ、寄り付き後、下落。1月ISM非製造業景況指数が予想を上回り消費の底堅さが証明され、利下げ先送り観測が強まり一段安となった。下値はソフトランディング期待を受けた買いが支え、終盤にかけて、下げ幅を縮小し、終了。セクタ―別では、半導体・同製造装置が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
重機メーカーのキャタピラー(CAT)は第4四半期決算でエネルギー・運輸部門の売上高が伸び、利益が予想を上回り、大幅高。配車サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。
ファストフード・チェーンのマクドナルド(MCD)は10-12月期決算で、中東紛争絡みのボイコットなどが影響し、売上高が予想を下回ったため、売られた。航空機メーカーのボーイング(BA)は737マックス機を巡り、部品供給会社が同機のさらなる不具合を指摘、納入遅れの可能性が警戒され、下落。写真・動画共有アプリのスナップ(SNAP)は、広告ビジネスの停滞を受けて全従業員のうち10%削減する計画を発表し、軟調推移した。
ソフトウエア会社のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)は取引終了後に四半期決算を発表。
(Horiko Capital Management LLC)