その後発表された2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も64.7と、予想外に速報値67.8から下方修正され、23年11月来で最低となった。連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定において重要視しているインフレ期待動向を判断するうえで注視している同指数の1年期待インフレ率確報値は4.3%と予想通り速報値から修正なし。ただ、5-10年期待インフレ率速報値は3.5%と、予想外に速報値3.3%から上方修正され、1995年来で最高に達した。関税への不安がインフレ期待を押し上げた。
米1月中古住宅販売件数は前月比―4.9%の408万戸と、予想413万戸を下回った。昨年10月来で最低となった。
消費関連データの悪化で米国債相場は続伸。10年債利回りは4.507%まで低下した。長期期待インフレ率の上昇でドルはまちまち。
[経済指標]
・米・2月製造業PMI速報値:51.6(予想:51.4、1月:51.2)
・米・2月サービス業PMI速報値:49.7(予想:53.0、1月:52.9)
・米・2月総合PMI速報値:50.4(予想:53.2、1月:52.7)
・米・2月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:64.7(予想:67.8、速報67.8)
・米・2月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:4.3%(予想:4.3%、速報:4.3%)
・米・2月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.5%(予想:3.3%、速報:3.3%)
・米・1月中古住宅販売件数:408万戸(予想:413万戸、12月:429万戸←424万戸)