■堅調推移、ECBは緊急国債購入プログラムを大幅拡大
先週のユーロ・ドルは堅調推移。欧州中央銀行(ECB)は6月4日開催の理事会で、パンデミック緊急国債購入プログラム(PEPP)の規模を大幅に拡大することを決定したことから、ユーロ圏経済の早期回復への期待が広がり、リスク選好的なユーロ買いが活発となった。
■底堅い値動きか、欧州経済の回復期待強まる
今週のユーロ・ドルは底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)の「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」の規模拡大を受け、欧州経済の早期回復への期待が広がっている。域内の景気回復ペースは米国を上回る可能性があることから、リスク選好的なユーロ買いは継続するとみられる。
予想レンジ:1.1220ドル−1.1420ドル
■堅調推移、ウイルス感染拡大のペースに鈍化の兆し
先週のユーロ・円は上昇。
■底堅い値動きか、ECBによる経済支援策で円売り継続も
今週のユーロ・円は底堅い値動きか。欧州中央銀行(ECB)の「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」の規模拡大を受け、欧州経済の早期回復への期待が広がっている。新たなユーロ売り材料が提供されない場合、リスク選好的なユーロ買い・円売りは継続する見通し。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・12日:4月鉱工業生産(予想:前月比-20%、3月:前月比-11.3%)
予想レンジ:122円50銭−125円50銭
《FA》