3. 財務状況と経営指標
クリーク・アンド・リバー社<4763>の2024年2月期末の資産合計は前期末比2,665百万円増加の25,418百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,213百万円増加したほか、受取手形、売掛金及び契約資産が518百万円増加した。
負債合計は前期末比1,164百万円増加の9,672百万円となった。M&A資金等を目的に有利子負債が514百万円増加したほか、営業未払金が255百万円、未払法人税等が136百万円、未払費用が216百万円それぞれ増加した。純資産合計は同1,501百万円増加の15,745百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が1,955百万円増加し、自己株式取得に伴い自己株式が704百万円増加(減少要因)した。
経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末比0.5ポイント低下の61.2%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)