直営店事業部門の売上高は239.62億円となった。国内直営店事業部門は、積極的な出店を続け、直営店41店舗の新規出店と既存店3店舗の撤退を差し引き、38店舗の純増となった。直営店の新規出店は、主力の横浜家系ラーメン業態の「町田商店」で23店舗、ガッツリ系ラーメン業態の「豚山」で5店舗、油そば業態の「元祖油堂」で9店舗、その他業態で4店舗とバランスよく行うことができた。「町田商店」ブランドにてロードサイド店19店舗、駅近店3店舗、ショッピングセンター内1店舗を出店した。第2ブランドであるガッツリ系ラーメン業態の「豚山」では、ロードサイド店2店舗、駅近店3店舗を出店した。新規出店時に店舗のインフラ上の制約を比較的受けにくいブランドであり、第3ブランドの地位を確立しつつある油そば業態の「元祖油堂」を首都圏の駅近エリアに9店舗出店した。当該業態は、横浜家系ラーメン業態、ガッツリ系ラーメン業態とは趣向の異なる業態であることから、出店時の調整が比較的容易であり、且つオフィス立地において十分に競争力がある業態ゆえ、「元祖油堂」は、これまで出店の制約を受けていた東京23区内を始めとする都心エリアに積極出店を叶える強力なブランドとなりつつある。海外直営店事業部門は、「E.A.K. RAMEN」ブランドの横浜家系ラーメン業態にて米国ニューヨーク州にのみ店舗展開してきたが、本年9月、中国上海市に中国1号店として「町田商店」をオープンさせることになった。また米国では、ニューヨークにのみ3店舗を出店し、路面店2店舗、ペンシルベニア駅のフードコート1店舗を運営している。フードコート店は集客力の高いエリアでもあることから、路面店2店舗の売上を凌ぐ繁盛店となっている。当年度末の同社グループの店舗数は、直営店227店舗(国内223店舗、海外4店舗)、業務委託店9店舗、合計236店舗となった。
プロデュース事業部門の売上高は45.10億円となった。
2025年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比26.4%増の360.00億円、営業利益が同23.7%増の36.00億円、経常利益が同21.8%増の36.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.3%増の22.00億円を見込んでいる。