リカレント教育事業の売上高は前年同期比2.3%減の27.27億円、セグメント利益は同37.6%減の0.82億円となった。大学・大学院の学びの需要が、数年間をかけて学位を取得する従来型のニーズから、数か月の短期間に特定の領域の専門性を集中的に獲得する短期集中型のニーズへ構造変化しつつあると捉えている。その結果、University事業の売上構成は長期学習型から短期学習型へとシフトし、生徒数の減少に伴い減収減益となった。その一方で新設した短期課外講座の受講生数が増加傾向にあり、新たな収益源となっている。法人向け人材育成事業も次世代人材育成への需要は依然として高く、またITマネジメント事業では当第3四半期において売上を堅調に伸ばした。その結果、第2四半期連結累計期間から当第3四半期連結累計期間にかけて営業利益が0.91億円増加した。
プラットフォームサービス事業の売上高は同7.6%増の30.73億円、セグメント利益は同49.8%増の2.67億円となった。アオバジャパン・バイリンガルプリスクールの一部拠点での授業料の改定に加え、生徒数の増加に伴い、収入が増加した。また、アオバジャパン・インターナショナルスクールも好調に推移した結果、増収増益となった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比11.2%増の83.13億円、営業利益は同30.8%増の5.01億円、経常利益は同32.0%増の5.12億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同22.0%増の2.96億円とする期初計画を据え置いている。