*07:00JST NY株式:NYダウ767ドル安、中国の対抗措置を嫌気
米国株式相場は下落。ダウ平均は767.27ドル安の25717.74、ナスダックは278.03ポイント安の7726.04で取引を終了した。
米中貿易摩擦の懸念からアジア・欧州株が全面安となり、米国株も全面安。中国が国有企業に米農産物輸入停止を要請したと伝わったほか、人民元が対ドルで一時11年ぶりの水準にまで下落した。トランプ大統領は為替操作と非難しており、米中対立による投資家心理の悪化を受けて、大幅下落となった。ダウ、ナスダック総合指数、S&P500は2ヵ月前の株価水準まで下落した。セクター別では全面安となり、特にテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置の下落が目立った。

米中貿易摩擦の深刻化により、マイクロン・テクノロジー(MU)やエヌビディア(NVDA)など半導体セクターが軒並み下落。
中国売上高比率が高い建設機械のキャタピラー(CAT)や航空機大手のボーイング(BA)、化学製品メーカーのスリーエム(MMM)が軟調推移。米長期金利の低下で、バンクオブアメリカ(BAC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社に売りが広がった。原油相場の下落で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が下落した。

先週1日から米中貿易摩擦への懸念が再燃し、FF金利の先物取引から算出される2020年の利下げ確率が上昇している。







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《FA》