レビュー

たった1分で人生を変えてくれるモーニングルーティンがあったら、多くの人はぜひ知りたい、試してみたいと思うのではないだろうか。あなたもそのうちの一人なら、本書を開いてみてほしい。


本書の著者、リュ・ハンビン氏は韓国のインフルエンサーだ。獣医師として活躍しながら、時間管理や副業に関する情報発信で人気を博している。前著『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』を読んだ人も多いだろう。
本書はそんな著者が、タイトルの通り、1分でできて人生が変わるモーニングルーティンを紹介する一冊だ。「カーテンを開け、顔に陽射しを浴びながら風を感じる」「起床したら、丁寧にベッドメイキングする」など、どれもささやかな習慣だが、実践している自分をイメージしてみると、きっとわくわくするだろう。
著者は本書を執筆したきっかけとして、インドネシアの小さな島への旅を挙げている。その島に滞在している間は毎日、沈みゆく夕日を眺める時間をもったそうだ。その景色は筆舌に尽くしがたいものだったという。
夕日を眺める時間は幸せなものだったが、著者はそれを振り返って「飛行機で7時間以上かかる場所に幸せがあるなら、私は年に多くてもたった1回しか幸せになれない」「幸せは探しに行くのではなく、自分のすぐそばで見つけるものだ」としたうえで、今日すぐに試せて、幸せを感じられる1分間のモーニングルーティンを30種類紹介している。
あなたも毎朝1分、本書のルーティンを取り入れて、日々の中にささやかな幸せを作り出してはどうだろう。

本書の要点

・幸せは探しに行くのではなく、そばで見つけるものだ。真に人生を充実させるために「朝1分」のルーティンを行うことにより、日々の充実度、達成感、自己肯定感が高まる。


・大きな目標を細分化して一つひとつクリアしていくと、挫折を防げる。朝1分のルーティンでは、自分の夢をもう一度確認し、その夢を叶えるために今日できる最小単位のことを決める。
・他人とは比較せず、自分のペースで今日やるべきことをコツコツこなすべきだ。朝の1分を使い、一年前の自分と今日の自分を比較して、以前より改善された点を書き出すとよい。



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