レビュー
「あの地平線 輝くのは どこかに君をかくしているから」
映画『天空の城ラピュタ』のエンディングテーマとして発表された、「君をのせて」の歌い出しの有名な一節は、『星の王子さま』に影響を受けているといわれる。
同作品の監督である宮崎駿は、サン=テグジュペリの愛読者として知られる。
子どもが読んでも読みやすく、大人になってから読んでもなお味わい深い。そんな本書の魅力を伝えるべく、今回は著作権の切れたフランス語版の原文をもとに、日本の読者にも親しみやすい語調で要約を作成した。『星の王子さま』は読んだことがない、昔読んだきり、という方には、ぜひ本を探して手にとっていただきたい。各出版社からさまざまな翻訳版が出版されていて、読み比べても面白い。サン=テグジュペリ自身が手がけたイラストとともに味わうことで、本作の魅力が何倍にも増して感じられることだろう。
本書の要点
・飛行機が故障し、サハラ砂漠に一人不時着したパイロットである「ぼく」は、他の惑星から来たという小さな王子さまに出会う。
・王子さまは自分の星で、愛する「バラ」との関係に悩み、逃げ出してきた。
・地球で出会ったキツネから「本当に大切なことは目に見えない」という教えを得て、王子さまはバラのもとへ帰る決意をする。
フライヤーでは、話題のビジネス・リベラルアーツの書籍を中心に毎日1冊、10分で読める要約を提供(年間365冊)しています。既に3,300タイトル以上の要約を公開中です。exciteニュースでは、「要約」の前の「レビュー」部分を掲載しています。