レビュー

「なぜ、コロナ禍を機にインフレが始まったのか?」「なぜ、トランプ政権は関税にこだわるのか?」「なぜ、ロシアは経済制裁を受けても、今なお崩壊を免れているのか?」
ニュースや新聞を読む中で、そんな疑問を抱いたことはないだろうか。新型コロナウイルスの蔓延やウクライナ戦争など、2020年代は社会を揺るがす出来事が立て続けに起きた。

その間に物価は高騰し、円安ドル高が進み、生成AIが瞬く間に普及し、気がつけば私たちの生活は大きく変化していた。
その背景には常に「世界経済」がある。特にアメリカ、中国、ロシア、欧州、日本といった国や地域の思惑・動向は、私たちの日常に驚くほど大きな影響を与えている。本書は、そうした国・地域の実情や“企み”を紐解き、複雑に絡み合う世界経済の構造をやさしく解説する一冊だ。
著者は、YouTubeチャンネル「大人の学び直しTV」を運営する、すあし社長。神話や世界史、ビジネス、国際情勢など、世界の成り立ちと仕組みをテーマにした人気チャンネルで、2025年9月時点の登録者数は90万人を超える。
本要約では、アメリカ、中国、ロシア、日本の4カ国を取り上げ、特に読者が気になるテーマを中心に構成した。要約者自身も読んでいて「そういうことだったのか!」と膝を打つ場面が何度もあった。
世界経済のロジックを知ることは、予測困難な時代を生きる上での「コンパス」になる。本書はその道しるべとして、大いに役立つだろう。
※本書は2025年9月時点の世界経済、情勢に基づいて制作されています。

本書の要点

・アメリカは世界一裕福な国でありながら、世界一の借金大国でもある。

その矛盾を成立させているのが、通貨「ドル」の存在だ。
・中国に巨大不動産バブルが生まれた背景には、「土地財政」という独自の仕組みが関係している。
・ウクライナ侵攻以降、西側諸国の経済制裁を受けているロシア。ロシア経済は「強靭さ」を保っているように見えるが、その裏では市場・社会構造の変革が進みつつある。
・日本は「モノづくりで稼ぐ国」から「成熟した資産運用国家」に変わりつつある。



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