レビュー

本書を一言で表すと、「投資をするなら、まずはこの一冊」である。
株式、債券、投資信託といった金融商品から、近年注目を集めるiDeCоやNISAまで、基礎知識から実践、さらにはプラスアルファの情報までを網羅的に解説している。

「投資を始めたいけど、まったく知識がない」という投資経験ゼロの人でも、一から理解できるよう丁寧に構成されている点が心強い。オールカラーで、図解やイラストも豊富に盛り込まれており、視覚的にも理解しやすい工夫が凝らされている。
とはいえ、本書は「完全に投資初心者向け」にとどまる内容ではない。要約者自身も株式投資などを行っているが、投資の社会的意義をあらためて理解でき、冷静に投資と向き合うきっかけとなった。すでに資産運用をしている人にとっても、基本に立ち返るための一冊として役立つはずだ。
なお本書は、2021年に刊行された『今さら聞けない 投資の超基本』の改訂新版である。基本構成はそのままに、データや情報を最新のものにアップデートしている。本要約では、各金融商品の概要に加え、株式投資と投資信託を中心に取り上げた。フライヤーでは初版の要約も公開しているため、併せて読むとより理解が深まるだろう。
国を挙げて投資が推進され、金融各社が個人投資家向けのサービスを強化するなか、情報はますます氾濫している。表面的な情報に振り回されることなく、自分の目で見極めて投資判断を行うためにも、本書は心強い味方となってくれるだろう。

本書の要点

・金融商品には株式、債券、投資信託のほか、金やFX、不動産などがある。

投資の際には、節税効果の高いiDeCоやNISAを活用したい。
・投資によって利益を得ることができるが、投資した資金が必ず戻ってくるとは限らない。
・株式や債券などの金融商品を組み合わせ、商品化したものが「投資信託」だ。投資信託は、運用のプロであるファンドマネジャーが投資家から資金を集め、投資家に代わって運用する。
・初心者には、リスクが低く少額から始められる「投信積立」がおすすめだ。



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