30日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、栃木県那須町の山中で焼かれた夫婦の遺体が発見された事件の続報が伝えられました。

この事件の指示役とみられる28歳の男が沖縄県で逮捕されたとのことで、司会の谷原章介さんは事件の計画性や背景についても言及しています。


■ビニールを被せられ焼損した遺体

報道によると、沖縄県内で逮捕された男は、この事件の逮捕者としては2人目。4月16日に、栃木県那須町で飲食店を経営する55歳の男性と56歳の妻が、顔にビニール袋をかぶせられ粘着テープでぐるぐる巻きにされ焼かれた状態で見つかった事件から2週間。

21日には事件に関わったとされる25歳の男が逮捕されており、アニキと呼ぶ男に指示されてガソリンや粘着テープを買ったと証言。

さらに、飲み仲間に遺体の処理を依頼したとも話しており、殺害には関わっていないとものべていました。「アニキ」の名前は分からないと話していましたが、29日、指示役とされる沖縄県内に潜伏していた28歳の男が逮捕されたことが明らかになりました。

関連記事:千鳥・大悟の「自分のお葬式でかけてほしい曲」に絶賛の声 「泣いちゃう」

■指示役が数日間沖縄県内に潜伏か

報道によると、逮捕された容疑者は数日間沖縄県内に潜伏していたとみられ、県内で逮捕され都内に移送されたもようです。

防犯カメラの映像によると、今回逮捕された男は事件当日の未明、事前に逮捕されていた25歳の男が滞在していた五反田駅近くの居酒屋に合流。そのわずか5分後に2人が一緒に店を出る様子が記録されており、逮捕の決め手となったと報じられています。


上記の事実をもとに、防犯カメラのリレー捜査などで容疑者が沖縄にいることを突き止め、昨日の逮捕につながりました。

■行き当たりばったりの犯行の可能性も

谷原さんは元神奈川県警の専門家に、「容疑者は今回、福岡行きのチケットを持っていたとのことで、当初からどれくらいの計画性を持って行動していたと思いますか?」と質問。

専門家は「そうですね当初から、例えば一旦那覇に逃げてそれからどこかに移動するのであれば、滞在日数というのは1日か2日だと思うんですね。それを超えて数日滞在しているとなると、そこはちょっと計画性が薄くなってくる感じはします」と綿密な計画性に疑問を呈していました。

それを受けて谷原さんも「もしかしたら沖縄に行ったのは行き当たりばったりの可能性もある?」と、考察しています。

■谷原「核の部分が分からないまま」

谷原さんは「まぁ、でもまだ分かっていないことが多いですよね」と背景の分からない不気味さに言及し、容疑者とされる人物の相関図にも注目。

今のところ今回逮捕された男は指示役とみられており、事前に逮捕されている男は指示を受けて「仲間2人に遺体の処理を依頼した」役割だと証言しています。


仲間2人はまだ逮捕されておらず、「本当に動機の中心の部分はまだ見えて来ないですけれども…」「核の部分が分からないままなんですよね」と、動機の解明に期待を寄せていました。

・合わせて読みたい→ヒロミ、ご飯をごちそうしたときに感じる世代間ギャップ 「今の若い子って…」